悩

確定拠出年金って何にどのくらいの割合で掛けると良いんですか?

ポイント

んー。難しい所ですね。理想の割合は人によってマチマチなので、自分に合った配分を見つける方法を学んでいきましょう!

投資信託のことに詳しくない方からはアイコちゃんのような質問がよくあります。

でも、これって実はナンセンスな質問なんです。

というのも、将来に必要となるお金は人によって様々なので、理想の資産配分も異なります。

まずは、平均的な所でどんな資産配分が必要なのか?

次に、自分の場合はどんな資産配分が必要なのか?

これらを見ていきましょう!

笑

今日の授業は自分にあった理想の資産配分割合を考えるよ!

  • 資産配分のおすすめの割合
  • -目標利回りは何%にすべきか?
    -目標利回りの資産配分例

  • 自分に合った資産配分は?
  • -自分は何%の利回りを狙うべきか?
    -その利回りにするための資産配分は?

  • 資産配分の割合を変更してみよう

それじゃ、おすすめの資産配分割合を探してみましょう!




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資産配分のおすすめの割合は?

一般的に投資信託のインデックスファンドに投資した場合の利回りは4%~6%と言われています。

確定拠出年金は年金という言葉がついているので、そのお金は老後の生活費に使用すべきだと思います。

そのため、高い利回りでハイリスクを狙うよりも、、5%程度の平均的な利回りを目標とした資産配分にすべきだと思います。

ただし、人によっては5%の利回りでは老後の生活費が足りないかもしれませんので、そうした方の場合は利回りをそれよりも少しだけ高く設定すればOKです。

逆に5%の利回りでは十分すぎるという方であれば、利回りを下げることでリスクを低減する事ができます。

★そもそも利回りって何?という方へ
投資信託で確定拠出年金を運用するなら利回りは必ず理解しておきたいものです。
利回りが高いとリターンが高くなる分、リスクも上がります。
一方で、利回りを低くすれば、リターンも低くなりますが、リスクも下がります。
このような利回りの一般的なことに関しては下記の記事で紹介しておりますので、参考にしてみて下さい。
投資信託の利回りとは?平均値をご紹介!

どんな資産配分割合にすれば5%の利回りになるのか?

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ここに挙げているのは全てインデックスファンドに投資した場合です。

ファンドにはインデックスファンドとアクティブファンドがあり、前者は日経225やTOPIXなどの指標に連動する運用を行います。後者はそれらの指標を上回る運用を行いますので、利回りが高く期待できる分、リスクも高くなります。

そのため、確定拠出年金など長期的な資産運用はインデックスファンドの方が適していると考えております。

また、国内や海外の株・債券などの比率はあくまで参考例で、組み合わせ方は無限にあります。

注意してほしいのは、なるべく様々な資産クラスに分散投資するという点です。

例えば、株と債券は異なる値動きをすると言われていますので、これらを組み合わせることで世界経済が不安定になっても積立てた資産が大幅に変動することを防ぎます。

★各資産クラスと値動きの関係が不明な方へ
様々な資産クラスの値動きの相関関係を下記の記事で紹介しております。興味のある方はご参照ください。
投資信託の種類を図で解説します!特徴をまとめました!

利回り5%の運用で積立て終了時(60歳)でどのくらいの受け取れるのか?

確定拠出年金の積立ては一般的に60歳までとされています。

大手企業のサラリーマンの方は企業型確定拠出年金の月々の掛け額は27,500円が限度で、その額を利回り5%で運用し続けた場合、次の通りになります。

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このグラフからインデックスファンドに投資した場合に期待できる金額の目安が分かります。

★どういった組み合わせをすれば目標とする利回りにできるのか?
目標利回りに近づけるための資産配分の割合については、下記の記事でメチャクチャ詳しく書きました。
私がエクセルで作ったオリジナルのツールも紹介していいますので、各資産クラスに投資する金額の割合を入れたり、掛け額、積立て期間を入れれば、受取金額や利回りが簡単に計算できますよ!
インデックスファンドで積立投資!始め方から売り方の7STEP

笑

つまり、確定拠出年金はインデックスファンドで色々な資産クラスで運用して利回り5%を目指せば良いってことだね!

笑

そうだね!でも、自分の年齢や貯蓄額、月々の掛け金は人によってバラバラだから、ここからは自分にあった資産配分の割合について紹介していきますね!



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自分に合った資産配分は?

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ここまでで、おすすめの資産配分の割合を紹介しましたが、自分の年齢・職業・年金の受給額・貯蓄額・月々の掛け金などによって利回り5%の資産配分の割合が正しいとは限りません。

自分に合ったおすすめの資産配分の割合を考えるには老後の生活費で不足する額を把握しないといけません。

ここからは、自分の年齢や老後の貯蓄状況と照らし合わせながら、

  1. 確定拠出年金で利回り何%を狙うべきか?
  2. そのための資産配分の割合はどうすべきか?

これらを考えていきます。

自分は利回り何%を狙うべきか?

何%の利回りが必要なのかは、老後の生活費に不足する金額を把握しておかないといけません。

確定拠出年金をする上で老後の生活費に不足する金額を知るには次の項目を把握する必要があります。

■老後の生活費に不足する金額を知るための必要項目

  1. 確定拠出年金の月々の掛け額
  2. 老後の生活費
  3. もらえる退職金や年金の額
  4. リタイア時の貯蓄額

これらを把握することで、老後に不足する金額を知ることができ、そこから必要な利回りを考えることができます。

笑

それでは、1つずつ項目を見ていきましょう!

①確定拠出年金の月々の掛け額

確定拠出年金と言っても、企業型や個人型(iDeco(イデコ))の2種類があって、月々の掛け額も人によってバラバラなので、目標金額も異なってきます。

■確定拠出年金の掛け金の限度額(拠出限度額)
【企業型確定拠出年金】
サラリーマンのみ:55,000円 or 27,500円

【個人型確定拠出年金】
自営業:68,000円
サラリーマン:12,000円 or 20,000円 or 23,000円
公務員:12,000円
専業主婦(夫):23,000円
 (※企業にお勤めの方は事部等に確認してください。)


大手企業のサラリーマンの場合、企業型確定拠出年金は27,500円、個人型確定拠出年金は加入できないことが多いので、月々の掛け額は27,500円が限度となります。

まずは、月にいくら掛けているのか?もしくは、これから始められる方はいくら掛けられるのかを把握して下さい。

★個人型確定拠出年金(iDeco)について知らない方へ
以前の記事でiDecoについて詳しく紹介しています。企業型確定拠出年金とは違う側面もあるので、どんな制度か知っておいて損はないと思います。
イデコ(iDeCo)とは?制度の概要を詳しくご紹介します!

②老後の生活費

老後の夫婦2人の月の生活費は22万~32万円(各種統計を取っているサイトや書籍によってバラツキが大きい)とされています。

自分は質素な生活をするというなら22万円、たまに旅行に行きたいなと思うなら32万円を考えてみて下さい。

キリの良い数字で30万円の生活費がかかることを想定して話をすすめます。

月に30万円ということは、年間で360万円の生活費が必要となります。

60歳まで生きた方の平均寿命は90歳と言われていますので、60歳でリタイアした方の老後の生活は30年間あります。

となると、30年×360万円≒1億円必要という計算です。

驚

老後の生活費って1億円もかかるんだね!

③もらえる退職金や年金の額

国民年金や厚生年金、退職金の平均支給額は次の通りです。
厚生労働省年金局:平成27年度厚生年金保険・国民年金事業の概況より)
平成 25 年「就労条件総合調査」の結果より)

■各年金の平均支給額と退職金

  • 国民年金:55,000円
  • 厚生年金:147,000円
  • 退職金:大卒2156万円、高卒1965万円

となると、年金受給額は夫婦2人暮らしで(妻)55,000円+(夫)147,000円≒20万円/月で、

多くの方は65歳からが年金の支給開始年齢だと思いますので、90歳まで生きたとすると、、、、

20万円×12ヶ月×(90歳-65歳)=6,000万円

この6,000万円が老後に年金として受け取れる金額です。

ですが、国民年金や厚生年金の支給額は年々減少し、支給開始年齢も先延ばしされると考えると5,000万円程度と考えておいた方が無難だと思います。

退職金は約2,000万円です。

年金受給額や退職金もご自身の年金加入期間や、年収などによって大きく異なります。あくまで平均的な額として紹介しました。

④リタイア時の貯蓄額

老後を見据えて計画的に貯蓄されている方も、漠然と毎月の残りを貯蓄している方もおられると思います。

家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](平成28年)によると、60歳時に貯蓄している金額は1200万円程度と考えられます。(50代と60代の中央値を参照)

もちろん人によって大きく異なると思います。自分の家庭ならどのくらいになりそうかをザッとで良いので考えてみて下さい。



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⑤老後の生活費に不足している金額

今までの情報を基に、老後に不足する金額を計算してみます。

■老後に不足する生活費(夫婦2人暮らし)
60歳まで生きた方の平均寿命:90歳
定年:60歳
年金受給額:5000万円
退職金:2000万円
老後の生活費:1億円
60歳の貯蓄額:1200万円
【老後に不足する生活費】
(5000万円+2000万円+1200万円)-1億円=-1200万円

驚

この1,200万円を確定拠出年金で埋める必要があるってことですね!?

ポイント

そうです!でも、人によって貯蓄額や年金受給額は大きく異なるから自分に当てはめて考えてみて下さいね!

ポイント

ここまで来たらあとは確定拠出年金で受け取りたい目標金額を設定して、自分にとって理想の資産配分割合を考えていきましょう!

本題の利回りは何%を狙うべきかを考える

自分の老後に必要なお金は1200万円だと仮定します。

繰り返しになりますが、確定拠出年金は一般的には60歳まで運用できます。

ご自身の年齢と照らし合わせて、あと何年運用できるでしょうか。

上の方で紹介したグラフを参考にすると、大手企業サラリーマンの月々の掛け額が27,500円が限度で、利回り5%で運用すると60歳時点の受取金額は次の通りです。

■大手企業サラリーマンが利回り5%で運用した場合の受取金額の目安

  • 開始時期が25歳なら、積立て期間は35年間なので、約3,124万円
  • 開始時期が35歳なら、積立て期間は25年間なので、約1,638万円
  • 開始時期が45歳なら、積立て期間は15年あなので、約735万円

老後の生活費の不足分は1200万円なので、25歳の方であれば多すぎるくらいなので、もう少し利回りを下げてリスクを落とすと良いと思います。

35歳の方は不足分よりちょっと多いくらいなので、利回り4%~5%くらいが良いかと思います。

45歳の方は、500万円ほど足りないので、5%よりも高い利回りが必要です。

でも、投資信託(インデックス投資)で高い利回りを狙う場合は8%までにしておいてください。

それ以上の利回りは超ハイリスクとなり、資産が大きく増える可能性はありますが、逆の可能性も高くなります。

確定拠出年金はあくまで、なので、なるべくリスクを抑えて運用していきましょう!

★確定拠出年金だけでは老後の生活費が足りない方へ
資産を増やせる確率は低いですが、ほぼノーリスクで上手く行けば超ハイリターンな投資があります。
こんな話を聞くとうさんくさいと思うかもしれませんが、IPO(新規公開株)ってご存知ですか?
昔からある投資手法で、私もやっています。詳しくは下記の記事をご参照下さい。
IPO株は儲かるの?ゼロから始めるIPO入門!

もっと具体的に自分に必要な利回りを知りたい方は『インデックスファンドで積立投資!始め方から売り方の7STEP』の記事内にある利回り・資産配分シートをご活用下さい。



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本題の資産配分を考える

目標とする利回りが決まった所で、どの資産クラスにいくらは割り当てるかで、積立て終了時に受け取れる金額が決まります。

投資信託の利回りとは?平均値をご紹介!』でご紹介した、各資産クラスの平均利回りは次の通りです。

■主要インデックスの平均利回り(2017年1月9日時点)

1年 3年 5年 10年
日本株
日経平均株価
-7.3% 5.3% 16.8% 1.2%
日本国債
NOMURA-BPI総合
4.2% 2.8% 2.7% 2.5%
日本リート
東証REIT指数
6.0% 10.7% 20.9% 4.6%
先進国株
MSCI-コクサイインデックス(円)
-3.4% 8.4% 19.6% 4.6%
先進国国債
シティグループ世界国債インデックス(円)
-7.3% 2.6% 9.2% 2.7%
先進国リート
S&PグローバルREIT指数(円)
-3.6% 12.3% 19.4% 2.8%
新興国株
MSCIエマージングマーケットインデックス(円)
1.2% 0.9% 9.5% 2.5%
新興国国債
JPモルガンEMBIグローバル(円)
-0.5% 9.3% 13.9% 6.6%
新興国リート
S&P新興国リート指数
-13.3% -0.8% 10.8% 5.3%

利回りの値を参照する時は、なるべく長期間のものを見て下さい。(上記の表だと10年)

ここで、目標利回りに近づけるための資産配分を考えます。

また、資産配分にはなるべく全ての資産クラスを入れることで、分散投資の効果が得られます。

ただし、企業型確定拠出年金の場合、投資信託で選べるファンドの種類が少なく、リートや新興国を扱っていない場合があります。

その場合は、諦めて選択肢内のファンドを組み合わせて目標利回りに近づけて下さい。

資産配分の計算が面倒な方は、先ほども紹介した『インデックスファンドで積立投資!始め方から売り方の7STEP』の記事内にある利回り・資産配分シートをご活用下さい。

笑

シートを使ったら計算がとっても楽になりました!

資産配分の割合を変更してみよう

目標利回りに沿った資産配分で積立てを継続していても、その時の経済情勢によって目標利回りよりも高いリターンがあったり、その逆もあります。

高いリターンが合った場合は、資産配分を変更して日本国債などのリスクが低いものへの割合を大きくします。

逆にリターンが低い場合は、リスクをとって利回りを高めるために、新興国や先進国の株への割合を大きくします。

変更時の注意点

資産配分割合の変更は、マメにするのではなく、年に1回程度を目安に行いましょう!

あまり頻繁にやると、ファンドによっては解約手数料(信託財産留保額)を取られる所もあるので、運用効率が下がってしまいます。

私の場合は、例えば日本株50%、先進国株50%で保有していたとすれば、その割合が5%程度ズレた時に変更しています。

その頻度が年に1回程度で、全く変更しないことも多々あります。

例えば、日本株と先進国株の資産配分割合の目標を50%ずつとしていて、日本株が45%、先進国株が55%になっていたら、先進国株を5%売って、その金額で日本株を買って、元の比率に戻します。

こうしたやり方をリバランスと言います。

確定拠出年金の資産配分割合のまとめ

  • 一般的に5%程度の利回りを狙う
  • 資産配分は狙う利回りに合わせて行う
  • なるべく多くの資産クラスを入れて分散投資を行う
  • 老後の不足金額を計算してから目標利回りを考える
  • リバランスは年に1回程度が目安

何度も繰り返しますが、確定拠出年金はなんです。

積立てている時は、手元に一銭も入ってこないから自覚がないですが、将来確実にもらえるお金です。

現役時代は収入があるので、ギャンブル的に確定拠出年金をハイリスクなものに投資している人もいます。

一方、投資は怖いという点から、投資信託で運用せずに定期預金でされている方もおられます。

笑

どちらが良い、悪いではなく、必ず老後に不足する金額を見据えて、それに合わせた積立てをするべきだと思っています。

最後まで読んでくれた方に耳より情報

私が実践している、ほぼノーリスクでハイリターンの投資方法を最後まで読んでくれた方に紹介します。
それは個人年金保険と節税を組み合わせた手法です。
元本確保しながら最低でも7%以上の利率が期待できます。
詳しくは下記の記事を参照下さい。

ほぼノーリスクハイリターンの投資方法!元本確保しながら資産運用を


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