悩

IPO始めたいんだけど、どこの証券会社がおすすめなんですか?

ポイント

1社で作るよりも複数社で口座開設した方が良いから、当選確率が高い証券会社を紹介していくね!!

IPO関連の話題が上がると、おすすめの証券会社はどこか?という話によくなります。

どこか1社しか口座を作れないなら、おすすめの会社もでてきますが、一人で複数の証券会社に申し込みができるので、とにかく沢山の口座を作ろう!という意気込みが大切です。

とは言え、口座を作ってもIPOと無縁の証券会社もありますし、複数の口座を作るのは手間だと思う方も多いと思います。

笑

今回はどの証券会社から優先的に口座を開くべきか?ということについて、おすすめの証券会社をランキング形式でご紹介していきます。

IPOにおすすめの証券会社はココだ!

私がしっかり検討して出したおすすめ証券会社のランキングは、これです!

証券会社
1位
2位
野村證券
3位
SMBC日興証券
4位
大和証券
5位

個々の詳しい評価や説明は少し後にさせていただいて、まずはIPO向けの証券会社として何が求められるか、どこが選ぶポイントになるかをご説明します。

IPO向けの証券会社を考える上で大事なのは、何より「当選確率が高い!」ということに尽きます。

私のランキングもそこにこだわって作りました。

ランキングは下記を基準に、2013年~2015年のIPO実績を元に当選確率が高い証券会社TOP5を作成しました。

■ランキング基準(1が最も当選確率が高く、4が最も低い)

  1. ネット証券で主幹事の回数が多い。
  2. 総合証券で主幹事の回数が多い
  3. ネット証券で幹事の回数が多い
  4. 総合証券会社で幹事の回数が多い


※主幹事:該当のIPO銘柄の8割を引き受ける証券会社(通常は1社のみ)
※幹事:該当のIPO銘柄の残り2割を引き受ける証券会社(通常は複数社で行われる)
※総合証券:店頭・ネットの両方で取引される証券会社(お得意様ほど当選確率UP)
※ネット証券:ネットのみで取引される証券会社(誰でも平等な当選確率)

総合証券・ネット証券の特徴は後で詳しくご紹介しますね。

IPO株の当選に求められる証券会社

ポイント

IPOにおすすめの証券会社の絶対条件は『IPO株の取り扱いがあること』、『よく当たること!!』

呆

そんなこと僕でも分かるよ~(><;)もっと詳しく教えてよ~!

笑

ここから先はもう少し詳しく、ランキングの根拠もあわせておすすめの証券会社を教えるね!

全ての証券会社でIPO株の申し込みをできるのではありません。上場予定の企業から株を委託された主幹事証券・幹事証券のみで申し込みが可能です。

そのため、主幹事証券や幹事証券になっていない証券会社で口座を作っても、そもそもブックビルディングに参加できませんので、IPO株を入手することは不可能です。

IPOの当選確率を上げるには、『主幹事や幹事の回数が多い証券会社で申し込むこと』がコツです。

※ブックビルディングについて詳しく知りたい方は以前の授業で紹介した下記をご参照ください。
IPOのブックビルディングとは?参加方法や条件をご紹介!

※当選確率を上げるコツは、下記の授業の「当選確率を上げる方法!3つのコツをご紹介」の章を参考にしてみてください。
IPOの申し込み株数と当選確率の関係!多いほど当選するの?

また、主幹事・幹事を務める証券会社が、総合証券なのかネット証券なのかによって当選確率は変わってきます。

総合証券とネット証券の違いを下記にまとめます。

■証券会社の種類と特徴

  • 総合証券:店頭とネットの両方の口座で口座開設できる証券会社
  • 委託されたIPO株の9割は営業マンがお得意様に販売。残りの1割はネット上で平等抽選。

  • ネット証券:ネット専門の証券会社
  • 委託されたIPO株全てがネット上で平等抽選

※全ての証券会社が上記の通りではありませんが、大体こんな感じです。


IPOにおすすめの証券会社ランキング(解説付き)

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それでは冒頭に挙げた、おすすめ証券会社を2013年~2015年の実績を踏まえながら詳しく解説していきます。

  1. SBI証券(ネット証券)

    主幹事回数:20回
    幹事回数:191回

    笑

    ネット証券の中で主幹事を務める唯一の証券会社です。ネット証券は総合証券よりも抽選の条件が良いので当選確率が高くなります。
    総合証券と比べると主幹事回数はやや少ないですが、幹事回数は全証券会社のなかでトップ!
    SBI証券はIPOに力を入れており、ブックビルディングで落選してもIPOチャレンジポイントがもらえ、IPO投資を続けていけば当選確率はグッと上昇します。

  2. 野村證券(総合証券)

    主幹事回数:87回
    幹事回数:143回

    笑

    主幹事回数が圧倒的に多いです。直近3年間のIPO株の内、約1/3を野村證券が主幹事を務めています。主幹事の回数は当選確率に直結します。
    しかも、ブックビルディングの参加に資金が必要ないです。(購入時に入金は必要)
    国内最大手の証券会社とあって、口座開設数が非常に多いため、ライバルが多くなることが抽選の上でやや不利となります。

  3. SMBC日興証券証券(総合証券)

    主幹事回数:45回
    幹事回数:183回

    笑

    主幹事回数は野村證券の約半数ながらも、IPO株の約20%の主幹事を務めています。
    驚くべきは幹事回数の多さです。幹事回数はSBI証券に次いで2位とほとんどのIPO株の取り扱いをしています。

  4. 大和証券(総合証券)

    主幹事回数:46回
    幹事回数:118回

    笑

    主幹事証券の回数はSMBC日興証券と同程度の回数で、IPO株の約20%を占めています。
    幹事回数がSMBC日興証券よりも少ないため、4位と致しました。

  5. マネックス証券(ネット証券)

    主幹事回数:0回
    幹事回数:125回

    笑

    主幹事回数は0回ながらも、幹事回数が大手の総合証券と遜色ないです。
    一般的なは総合証券は割当てられたIPO株の10%を抽選で選びますが、マネックス証券は割当の100%を抽選で選びます。


ランキングだけでは物足りない方に、直近の2013年~2015年で主幹事・幹事を任された証券会社の一覧を作成しました。

ネット証券か総合証券かも記載しています。

ランキング以外からも口座開設を検討している方は口座選びの参考にしてください。

各証券会社の主幹事・幹事の実績

■2013年~2015年主幹事実績のある証券会社一覧
(※主幹事回数/幹事回数)

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証券会社選びに有用な参考データ

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IPO株を狙う上で、証券会社を選びに大切なことは主幹事・幹事の回数ですが、下記の情報も重要です。

■IPO狙いで知っておきたい証券会社の情報

  • 口座数:開設口座数が多い会社ほどライバルが多くなるので当選確率に影響します。
  • 口座管理料:当選確率に関係ないですが、当たるかどうか分からない口座を保有しているだけで手数料がかかるのは勿体無いです。
  • 入出金手数料:資金が少ない人は色々な証券口座にお金を出し入れさせるので、手数料無料の口座が望ましいです。
  • 抽選方法:証券会社によって抽選方法は微妙に違います。証券会社の特徴を知っておくと資金が足りない時に優先的に入金する口座を絞れます。

各証券会社の口座数・口座管理料・入出金手数料

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※2016年11月21日時点でネットから得られた情報にて作成
※入出金手数料はオンラインでの手数料となります。

各証券会社の抽選方法やルール

抽選方法
野村證券
(総合証券)
全体の10%以上を機械的に抽選。野村ネット&コール、野村ホームトレードの2種の口座がありますが、先に申し込みをした方が受け付けられるので、両口座から申し込む必要はありません。申し込みは一単元のみです。
大和証券
(総合証券)
販売予定数量の15%を機械的に平等抽選。取引実績等によるポイントの残高によって5%が当選するチャンス抽選あり。申し込みは一単元のみ。
SMBC日興証券
(総合証券)
販売予定の10%を平等に抽選。申し込みは複数単元可能ですが、抽選確率に影響はありません。
みずほ証券
(総合証券)
配分予定の10%以上を機械的に抽選。申し込みは原則一単元。複数のIPOに申込時、全てのIPO株の仮条件の最高額は不必要。最も高いIPO株の資金が口座にあればOK。
SBI証券
(ネット証券)
配分の70%を抽選する。残り30%はチャレンジポイントにて当選。申し込み数量毎に抽選するので、申し込み数量が多いと当選確率UP。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
(総合証券)
配分の10%を機会的に抽選。申込数量は一単元。当選後に購入を辞退した日から1ヶ月間はIPOの抽選に参加できない。
東海東京証券
(総合証券)
配分の10%を抽選。申込数量に関係なく口座毎に当選。全体の配分量が2,000単元未満の場合は預かり資産や手数料の累計額に応じて当選確率を優遇。(基本的に幹事証券の時は2,000単元未満となります。)
岡三証券
(総合証券)
配分予定数量の10%を抽選。落選したら取引実績に応じた「ステージ制抽選」にて再抽選。(岡三証券をメイン証券口座にしてない限りステージ制抽選での当選は厳しいと思います。)
いちよし証券
(総合証券)
9.5%を抽選。電話にて申し込み。当選結果も電話で連絡されるが、連絡がつかないとキャンセル扱いになるので注意。申込時に資金は不要。
エイチ・エス証券
(総合証券)
配分予定数量の10%以上をコンピュータにて自動抽選。IPOポイントの使用にて当選確率を大幅にUPできる。(IPOポイントはアンケートや株等の取引実績にて貯まる)
SMBCフレンド証券
(総合証券)
10%以上を抽選。申し込み数量は一単元。預かり資産や国内株式の手数料合計額に応じて当選確率UP。
東洋証券
(総合証券)
配分数量の10%を抽選。オンラインでの取引は東洋証券が主幹事のIPO株しかブックビルディングに参加できない。
マネックス証券
(ネット証券)
配分株数の100%を抽選。申し込み数量は複数単元可能だが、当選確率に影響しない。
カブドットコム証券
(ネット証券)
募集中の株数の100%を抽選。当選は基本的に一単元。(『申し込み数<募集株数』の場合は複数単元で当選することもある。)
松井証券
(ネット証券)
配分数量の70%を抽選。複数単元での申し込み可能。当選後の辞退は不可。
岡三オンライン証券
(ネット証券)
10%以上を抽選。申し込みは一単元。三段階のステージ制があり、取引実績に応じて当選確率UP(岡三オンラインをメイン口座で使ってない限り、基本的に最低ランクのステージ。最低ランクでも10%の当選確率。)
楽天証券
(ネット証券)
配分予定数量の100%抽選。申込数量は複数可能で数量に応じて当選確率UP。また、3段階の取引実績に応じて当選確率が更にUP。(基本的に楽天証券でヘビーに株の売買をしていないと1番下の段階になります)
GMOクリック証券
(ネット証券)
100%抽選。申し込みは5単位まで(※銘柄による)。申込数量に応じて当選確率はUPしない。
ライブスター証券
(ネット証券)
配分予定数の100%を抽選。申込時に資金不要(当選時に入金すればOK)。

ブックビルディングに資金不要の証券会社

悩

複数の証券口座を開設したいけど、資金が足りなくてブックビルディングに参加できなかったら意味ないですよね?

ポイント

そんなときは、ブックビルディングに資金が不要な証券会社がおすすめよ!

■ブックビルディングに資金が不要な証券会社

  • 野村證券
  • エイチ・エス証券
  • むさし証券
  • 岡三オンライン証券
  • 松井証券
  • いちよし証券
  • ライブスター証券

笑

ここの口座を持っておけば資金がなくても抽選に参加できるのね!作っておいて損はなさそう!

笑

当たり前だけど、当選したら株の購入には資金が必要だからね^^

まとめ

★IPOにおすすめの証券口座★
1位 SBI証券
2位 野村證券
3位 SMBC日興証券
4位 大和証券
5位 マネックス証券

IPO投資で儲けるためには、当選しないといけません。

当選確率が高い口座をランキングで紹介しましたが、今回リストアップした証券会社はどれもIPO投資に欠かせない証券会社です。

まずは手始めに、、、という方はランキング1位~5位までの口座開設をしましょう!

本格的にやりたい方は、全ての口座開設をおすすめします!

ニヤ

よしっ!気合い入れて全部の口座申し込むぞ~!!!

笑

うんうん。頑張ったらきっと成果がでるよ^^