つみたてNISAってオトクに儲かるって聞いたんですけど、どのくらいプラスになるのかな?
投資だから絶対プラスになるわけじゃないけど、平均的にはプラスになる結果は出てますよ!
投資を始めるなら『つみたてNISA!!』そう思って、やろうと考えているものの本当に儲かるのか不安は残りますよね?
エリコ先生が言うように、投資なので100%儲かるということは言えませんが、つみたてNISAは金融庁が定めた一定の基準を満たす金融商品が投資対象なので、ハイリスクな商品は除外されています。
そんなつみたてNISAの金融商品は一体どのくらいのプラスが見込めるのか?その平均値を徹底的に調査しました。
今日の授業はつみたてNISAで投資できるファンドの平均利回りを紹介するよ!
- つみたてNISAの平均利回りはいくら?
- つみたてNISA利回りランキング!
それじゃ、早速授業スタート!!
つみたてNISAの平均利回りはいくら?
つみたてNISAは従来のNISAと異なり、金融庁が定めた限られた投資信託とETFしか購入できません。
2018年3月21日時点では142本の投資信託と3本のETFから選ぶことができます。
それでは、それぞれのファンドの平均利回りを一覧にして紹介するね!
資産クラス別各ファンドの平均利回り
◆日本株インデックスファンド
◆先進国株インデックスファンド
◆米国株インデックスファンド
◆新興国株インデックスファンド
◆先進国株・新興国株インデックスファンド
◆複数資産インデックスファンド
◆アクティブファンド
◆ETF
表で紹介されているリターン◯年ってどういう意味?
表中のリターンに関しては、1年あたりの平均利回りを指しています。
例えば10年リターンが5%のファンドがあったとすると、10年で5%プラスになったという意味ではなく、平均して毎年5%のリターンがあったことを指します。
このリターンには信託報酬料などの諸手数料も加味して計算されています。
表のリターンには『-』で書いてある所があったけど、どういう意味なの?
表中の『-』は、そのファンドが作られてからまだそのリターン期間まで運用されていないから分からないっていう意味です。
つみたてNISAで運用できるファンドは、創設されてから日が浅い所が多く、10年リターンはおろか、1年リターンですら分からないのが多いです。
ですが、インデックスファンドの場合は資産クラスが同じであればリターンに大きな差はありません。
一方でアクティブファンドの場合は、運用成績が運用方針やファンドマネージャーの手腕によって変わるので同じ資産クラスでもバラつきが見られます。
続いて、各資産クラスの平均利回りをまとめてみます。
各資産クラスの平均利回り
◆インデックスファンドまとめ
◆アクティブファンドまとめ
◆ETFまとめ
こうやって見てみると、つみたてNISAに関してはインデックスよりアクティブファンドの方が運用成績が良いんだね!
そうだね!でも、私自身はアクティブファンドよりもインデックスファンド推奨派だけどね!
当ブログ内で何度も紹介しているように投資信託はインデックスファンドを推奨しています。私自身もつみたてNISAはインデックスファンドに投資しています。インデックスファンドが良いと考えている理由は過去の記事を参照下さい。
⇒投資信託はインデックスファンドで積立てよう!その理由は?
つみたてNISAの場合、運用期間は最長で20年間あります。
ほとんどのファンドは20年リターンはおろか、1年リターンですら分からない現状ですが、20年間積立てたら、運用成績がどのくらいになるのか目安が欲しいですよね?
幸いにも、つみたてNISAの場合は9割がインデックスファンドなので、過去の各資産クラスの平均利回りを見れば大体の予想はつきますので、その全容を紹介していきます。
一般的な各資産クラスの平均利回り
こちらの表を見ると、同じ資産クラスでもつみたてNISAのファンドは平均リ利回りが若干低いと感じるかも知れません。
その理由は、上記の表にはファンドに掛かる信託報酬料などの手数料が加味されていないからです。
ですので、つみたてNISAのファンドの運用成績が悪いというわけではないので安心してください。
表を見ると、一部の資産クラスでは過去3年においてはマイナスがでていますが、5年以上であればどの資産クラスもプラスになっています。
つみたてNISAで20年間投資することを考えると、リターン20年を参考にしてみると良いです。
つみたてNISAで投資できるファンドの多くは、日本株、先進国株、新興国株になります。
それぞれのリターン20年は日本株3.2%、先進国株5.3%、新興国株7.3%です。
これらの資産クラスに投資するファンドを均等に保有したとすると、年平均で約5.3%の利回りが期待できる計算になります。
なるほど!ってことは、手数料まで考えると日本株、先進国株、新興国株に均等に投資するれば5%くらいのリターンが期待できるってことですね!
そうですね!実際に毎年40万円を投資したらどうなるかシュミレートしてみましょう!
平均利回りで20年間運用したらいくらになる?
先ほど紹介した20年リターンを参考にしてみます。
日本株3.2% ≒ 3%
先進国株5.3% ≒ 5%
新興国株7.3% ≒ 7%
3資産均等 5.3% ≒ 5%
実際のリターンに近づけるため、信託報酬料などの諸手数料を加味したとして、ザッとですが3資産を上記の利回りでシミュレートしてみます。
つみたてNISAで3資産を20年積立てた場合
※3資産均等の利回りが先進国株と同じで計算したのでグラフが重なって表示されています。
毎年40万円(トータルで800万円)投資したとすると、一番期待利回りが低い日本株でも20年後には約300万円プラスになります。
期待利回りが高い新興国株であれば、約930万円のプラスになります。
リスク分散を考えて3資産均等に保有しても、約570万円のプラスとなりました。
すご~い!新興国株だと2倍以上になるんですね!
利回りの良いファンドだったら、もっと増えるってことですよね?
20年間ずっと高利回りを継続できたらものすごく増えると思いますよ!
次からは、高利回り狙いの方に、つみたてNISAの利回りランキングを紹介します。
つみたてNISA利回りランキング!
つみたてNISAで投資できるファンド内で、運用期間別にリターンの良いファンドを紹介していきます。
直近5年間では『ひふみプラス』が1位を独占しています。
また10年間においては、『年金積立Jグロース』が2位を独占しています。
ひふみプラスの10年リターンは未知数だけど、この感じだと期待できそうですね!
そうかもしれないね!でも、このデータを鵜呑みにするのは良くないと個人的には考えています。
なぜ、鵜呑みにすべきではないかと言うと、ランキングの上位に入っているのが日本株が多いからです。
今から5年ほど前の2012年11月頃よりアベノミクス効果が現れ始め、日本の株価は右肩上がりにあります。
つまり、直近5年という長いようで短い期間ではリターンが良くて当然なんです。
ここで、ランキングを紹介しましたが、直近リターンの高さだけで安易にひふみプラスのみを選ぶのはおすすめできません。
ひふみをおすすめしない理由として、純資産が増えすぎているなど、今後も高利回りを継続できるか疑念を抱いているからです。詳しい理由は過去の記事を参照下さい。
⇒つみたてNISAで人気のひふみに私は投資しません!その理由とは?
まとめ
- つみたてNISAの平均利回りは表を参照!
- 日本株・先進国株・新興国株に均等に投資した場合の平均利回りは約5%
- 高利回りを狙うなら『ひふみプラス』
- 利回りだけで『ひふみプラス』に積立てるのは良くない
つみたてNISAで投資できるファンドの平均利回りを紹介しました。
新設のファンドが多くデータが揃っていない現状でしたが、実はこれは喜ばしいことなんです。
と言うのも、新設ファンドは既存のファンドよりも主に信託報酬料などの手数料が少なくなって登場しています。
直近だとeMAXIS Slimシリーズなんかがソレに当たります。
インデックスファンドに関してはどれを選んでも運用リターンに大きな差はないので、手数料が安いほど利回りが高くなります。
恐らく、今後も新しい良いファンドがドンドン出てくると思います。
積立てるファンドを変更することは簡単にできますので、良いと思ったものがあれば切り替えていきましょう!