ビットコインで長期投資したいんですけど、取引所ってどこで開設したらいいんですか?
長期投資するならおすすめしたい所はいくつかあるよ!
ビットコインの売買ができる取引所って実は日本国内に13社もあります。
それぞれの取引所で、セールスポイントが違って魅力的な所がたくさんあります。
長期投資をする上で、どこの取引所で開設するのが良いのか見ていきましょう!
今日は各取引所の違いの授業をするよ!
- 長期投資におすすめの国内取引所は?
- 国内の取引所一覧
- 取引所に関するQ&A
それじゃ、長期投資におすすめの取引所から紹介していきます!
ビットコインの長期投資におすすめの取引所
ビットコインの価格は年々上昇していて、長期投資先の1つとして考えるのはアリだと思っています。
おすすめの取引所を紹介する前に、ビットコインで長期投資するのにおすすめしたい取引所の条件から確認していきます。
- 安全性が高い
- 取引量が多い
- 売買・借入手数料が有料
- 振込手数料が安い
それぞれの意味について解説します。
長期投資に向いている取引所の条件
① 安全性が高い
インターネット上でやり取りする通貨ですので、ハッキングによる盗難によって投資したビットコインが失われる可能性があります。
ハッキングによる盗難のリスク対策は主に3つあるとされています。
ものすごくザックリと解説するとこんな感じです。
コールドウォレット:オフラインでビットコインを保管(ハッキングのリスクなし!)
マルチシグ:送金可能条件を複雑化する(ハッキングを困難にする!)
二段階承認:取引時にもパスワードが必要(ログインのセキュリティを強化!)
ハッキングはオンライン回線を使って行われるので、コールドウォレット(オフライン)でビットコインを保管しておくとハッキングに合う可能性はないです。
これらを導入している取引所は安全性が高いので、ハッキングによる盗難リスクは低く、長期保有に向いていると考えられます。
② 取引量が多い
流行っている取引所とそうでない取引所では、ビットコインの流通量が異なります。
取引量が多いということは、それだけ売買が頻繁に行われていることになります。
株でもそうですが、人気のない取引所ではビットコインを売りに出しても買い手がつかず、買いたいときも売り手がいなくて買えない・・・。
なんてことが起こる可能性があります。
長期保有を前提とした場合、売買を頻繁にするわけではないので、出来高はそこまで大きな影響はないですが、『売りたい時に売れる』、『買いたい時に買える』というのは大切な要因です。
あと、次で紹介しますが取引所の経営は取引手数料で成り立っています。
こうしたことからも、取引量が多い取引所の方が安全と考えられます。
改正資金決済法が施行されて、投資した資金を分別管理されるようになりますが、
現行の制度では、証券会社やFX業者のように、倒産しても投資したお金が返ってくるわけではないです。
ハッキングも怖いけど、倒産も怖いね。
③ 売買・借入手数料が有料
ん?手数料が有料の方がいいの?
投資効率を考えたら無料の方がいいんじゃないの?
普通に考えれば、売買手数料や借入手数料が安い所の方が投資効率が高くなるので良いです。
ですが、取引所の利益ってどういう仕組みで産まれるんでしょうか?
それは、ビットコインの売買や、先物取引・信用取引で発生する手数料です。
ビットコインは新規産業のため、取引所の競争が激しいです。
そのため、多くの人に利用してもらうために手数料を下げたり、中には取引すればお金がもらえるなんて取引所もあります。
先ほども言いましたが、長期保有をする上で怖いことは、取引所の倒産です。
倒産すると投資したお金がゼロになる可能性がありますので、手数料をとる取引所の方が安全だと考えています。
④ 振込手数料が安い
先ほどの売買手数料とは異なり、振込手数料は取引所に支払うのではなく、銀行に支払うものです。
投資効率を考えると、振込手数料は安い方が良いです。
どの取引所も振込手数料に関しては自己負担としていますので、入金先と同じ銀行から送金することで、手数料を安くできます。
ネットバンキングからの入金だと振込手数料が無料になるのでオトクですよ!
こうした条件を踏まえて、長期投資におすすめの取引所をランキング形式で紹介します!
私が思うにビットコインは金(ゴールド)と似た性質を持っていると考えています。
ですので、世界経済がパニックになった時などのリスク回避のための資産としては適していると思います。
下記記事にてその根拠を紹介しています。
⇒ビットコインの今後を予想!長期投資に向いているのか?
長期投資におすすめの取引所ランキング
-
ビットフライヤー
日本国内のビットコイン取引所の最大手です。
取引量は他の証券会社から頭一つ飛び抜けていますので、経営面は他よりも安定していると言えそうです。
手数料も以前は無料でしたが最近は有料になりました。(顧客が獲得できて経営が安定してきたと言い換えられそうですね!)
長期投資で信用取引をする人は少ないと思いますが、他の短期売買トレーダーがビットフライヤーの経営保全のため借入手数料を払ってくれるのは有難いですね(笑)
三井住友銀行のネットバンキングからなら振込手数料は無料です。 -
コインエクスチェンジ(QUOINEX)
セキュリティ面では1位のビットフライヤーと変わりませんが、取引量がやや少ないことがネックです。
売買手数料に関しては、取引板に表示されている価格で注文するとTakerとして、そうでない価格で注文するとMakerとしての手数料が発生します。
Makerとして売買が成立した場合、取引額に応じて手数料を支払うのではなく、もらえるようになります。(一見オトクですが、取引所の経営保全の観点からはマイナス評価です。) -
ザイフ(Zaif)
セキュリティ面は1位・2位と同様なので、ハッキングによる盗難リスクは低いです。
取引量もビットフライヤーほどではないですが高いです。
難点なのが、売買手数料が-0.01%という点です。(つまり、売買した額の0.01%を払うのではなく、もらえるということ。)
手数料がもらえるのは嬉しいですが、コインチェック同様に会社の経営保全という点ではマイナス評価です。
積立て投資という点では、手数料がかかりますが、ドルコスト平均法で毎日積立てるという面白いサービスを導入しています。
ハッキングによる盗難リスクや倒産リスク、これらを加味して長期投資に向いている取引所はビットフライヤーを1位としました。
私自身も少額ですが、ビットフライヤーで開設して積立てています。
私の知る限り、日本国内の取引所は全部で13箇所あります。
その中で、マルチシグを導入しているのはランキング以外だとクラーケン(Kraken)、ビットバンクトレード、フィスコ、レムリア、ファイヤーエックス(FIREX)の5社のみです。
これらの取引所は出来高があまりにも低いので、ランキングで紹介しませんでした。
手数料に関しては、取引所のキャンペーンによっては無料になっている場合もありますのでご留意下さい。
続いて、他にもどんな取引所があるのか知りたい!という方に日本国内の取引所を紹介します。
日本国内取引所一覧
日本国内の取引所を以下の項目に分けて紹介していきます。
- セキュリティ(ハッカーによる盗難リスク)
- 経営保全(倒産リスク)
- その他特徴(レバレッジ、取扱通貨、提携銀行)
① セキュリティ(盗難リスク)
セキュリティ(盗難リスク)に関しては、次の3つが導入されているかが重要です。
- コールドウォレット
- マルチシグ
- 二段階承認
以前はマルチシグ対応の取引所は少なかったですが、増えつつあります。
コールドウォレット | マルチシグ | 二段階承認 | |
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bitflyer |
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Coin Check |
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bitbank Trade |
|||
Zaif |
|||
Kraken |
|||
BtcBox |
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Quoinex(旧称:Quoine) |
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Lemuria |
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BITPoint |
|||
Fisco Cryptocurrency Exchange |
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FIREX |
※サイトによっては、J-Bitsを紹介している所もありますが、2016年6月よりビットコインの取引サービス終了していますので当サイト内では紹介しません。
② 経営保全(倒産リスク)
取引所の収入源は手数料にあります。
- 売買手数料
- 借入手数料(信用取引など)
- 取引量
手数料が安い所は嬉しいですが、安すぎるのは個人的には不安です。
売買手数料 | 借入手数料 | 取引量 | |
---|---|---|---|
bitflyer |
|||
Coin Check |
0.1~0.15% Maker -0.05~0% |
||
bitbank Trade |
売買0.01%、決済時の利益に対して0.2% |
||
Zaif |
|||
Kraken |
0.1~0.26% Maker 0~0.16% |
||
BtcBox |
|||
Quoinex(旧称:Quoine) |
0.075% Maker -0.025% |
||
Lemuria |
|||
BITPoint |
|||
売り:0.05% |
|||
Fisco Cryptocurrency Exchange |
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FIREX |
上記の他に特筆すべきこととして、ビットポイントは信託保全を行っているので、会社が倒産した場合でも投資家の資金は戻ってきます。
ですので、倒産によって資金を失うリスクはありません。
③ その他特徴
その他にも各取引所の次の特徴をまとめます。
- レバレッジ制限
- 取扱通貨
- 提携銀行
レバレッジ制限 | 取扱通貨 | 提携銀行 | |
---|---|---|---|
bitflyer |
|||
Coin Check |
|||
bitbank Trade |
|||
Zaif |
|||
Kraken |
|||
BtcBox |
|||
Quoinex(旧称:Quoine) |
|||
Lemuria |
|||
BITPoint |
|||
Fisco Cryptocurrency Exchange |
|||
FIREX |
ビットコイン取引所のQ&A
取引所と販売所の違い
取引所の中には販売所ってのがあるんだけど、コレってどう違うの?
取引所と同じようにビットコインを売買できる所だよ!
取引所の中には販売所というのがある所もあります。
取引所の場合、投資家どうしが株のようにビットコインを売買します。
対して、販売所の場合は、取引所が保有しているビットコインを買ったり、取引所に売ったりします。
要するに、投資家間で売買するのか、取引所と売買するかの違いです!
取引所と販売所どっちで買うとオトク?
取引所でも販売所でもビットコインが買えるならどっちがオトクなんですか?
一般的に取引所の方がオトクですよ!
取引所よりも販売所の方が3~5%くらい安く買える印象があります。
売るときも取引所の方が高く売れます。
ただし、販売所の場合は売買手数料が無料になりますが、それを加味しても取引所の方がオトクに取引できますよ!
短期売買するのにおすすめの取引所は?
長期向けの取引所の選び方は分かったんですけど、短期売買するならどこがいいんですか?
それじゃ、短期売買で取引所を選ぶ基準を紹介するね!
株やFXのようにデイトレード・スイングトレードする方は、下記の点を押さえましょう!
■短期売買する方の取引所の選び方
- 売買手数料が安い
- レバレッジが効く
- 借入手数料が安い
短期トレードは売買回数が多くなるので、売買手数料が安い取引所から優先的に探すべきです。
レバレッジを掛けるのはキライという人もいるかもしれませんが、短期売買の旨味はレバレッジを掛けた投資にあると思います。
基本的に何日も保有することはないので、借入手数料はそこまで気にしなくて良いと思います。
となると、個人的にはZaifかビットポイントがおすすめです。
まとめ
ビットコインはギャンブル性が高く投資ではなく、投機的に見られるかもしれません。
ですが、個人的には長い目でみると金(ゴールド)に並ぶものではないかと思っています。
その理由は今度どこかの授業でお伝えしますね。
日本国内の取引所の使い方はとても簡単です。(海外の取引所は語学力が問われるので、私はパスです。)
私と同じように長期投資先にビットコインを考えているなら、まずはビットフライヤーでやっていきましょう!