『マンション経営にご興味ありませんか?』って電話がよく掛かってきて困ってます。
困るよね~。でも、私の場合興味があるから話を聞いちゃうんですよね。その上で断ってます(笑)
営業中や帰宅後、土日問わず『マンション経営にご興味ありませんか?』という電話はしょっちゅう掛かってきます。
多いときだと週に2~3度くらいあります。
でも、熱心に電話してこられるとウザいと思う反面、無下に断るのも少し心が痛む。
もし、こちらの素性がバレていて取引先と関係のある人だったら仕事に支障がでるかも。
そんな気持ちになったり、考えたことありませんか?
今回の授業は通算50回以上マンション経営の電話勧誘をお断りしているの私が実例を交えてを紹介します!
なるべく心が痛まない勧誘電話の断り方
断る際に、マンション経営がいかに素晴らしいかという話を長々と聞いたあげく、一方的に断るというのが私は一番心が痛みます。
ですので、マンション経営そのものに興味がないのであれば手短に電話を切れば心は痛まずに済みます。
興味があるなら、少しだけ話を聞いて相手に自分の求めている条件でないことを理解してもらった上で電話を切ると互いに嫌な思いはしません。
私は勧誘電話の断り方として自分自身の資産運用や不動産投資の知識に応じて初級、中級、上級の3パターンがあると思っています。
そして、それぞれにはメリットとデメリットがあると感じています。
<初級>
オススメしたい人:資産運用の知識がない方、時間が本当にない方
断り方:『誰からこの番号聞いたんですか?』
メリット:電話応対後に数秒で会話を終わらせる事が可能
デメリット:しつこい営業マンだと、ツラツラと話が伸びることも。後日、改めて電話が掛かってくることも。
<中級>
オススメしたい人:株や投資信託などの資産運用の知識がある方
断り方:『老後の不安はないし、生命保険代わりになる資産も必要ありません。』
メリット:マンション経営をやる気がないことが伝われば二度と電話が掛かってこない
デメリット:何をしているか聞かれて電話が長引く
<上級>
オススメしたい人:マンション経営に興味がある方
断り方:『利回り12%以上の物件でしたら興味があります。』
メリット:マンション経営関する知識があることが伝わり、もしかしたら美味しい物件を紹介してくれるかもしれない。
デメリット:適当なウソをつかれて、条件に当てはまらない物件を紹介されることがある。
今回紹介した3パターンは具体的にどういうやり取りになるかをご紹介していきます。
断り方:初級編
【断り方】
- 『誰からこの番号を聞いたんですか?』
- 『何度も他社さんから電話を頂いていますが、本当に興味がないんです。』
不動産投資をはじめ、株、投資信託などの資産運用の知識がない時や、本当に忙しくて時間がない時にはこのような断り方をしていました。
実際にお断りしていた時の事例を紹介します。
営業:◯◯社の△△と申します。□□社にお勤めの方にマンション経営のお話でご連絡しました。今お時間ありますか?
私:すいません。あまり時間がないんです。
営業:でしたら、手短に。以前にこうしたお話ってどこかでお聞きになりました。
私:ええ。週に何回か連絡を頂きますが、本当に興味がないんでお断りしています。そもそも、誰からこの電話番号聞いてこられたんですか?
営業:いや、あのー・・・。
私:マンション経営は本当に興味が無いんで失礼します。
営業:わかりました。(電話終了)
時間にすると1分かからない程度で電話が終了します。
相手の話を聞かないので、少々心が痛みますが、(マンション経営のことは知っているという体裁で)興味が無いことが伝わります。
あと、『誰から電話番号を聞いたのか?』ここを突くと、何か後ろめたいことがあるのか、大抵の業者さんは引き下がります。
断り方:中級編
【断り方】
- 『老後の不安はないし、生命保険代わりになる資産も必要ありません。』
- 『インフレリスクに備えた資産運用はやってます。分散投資の必要はありません。』
- 『今の生活で満足しています。何をやってるかは言いたくないですが将来の不安もありません。』
マンション経営の営業マンの話を何度も聞いていて、そこそこ知識がついてきた時に私が使っていた断り方です。
事前にマンション経営のメリットを否定することで、『あなたが伝えたいことは知ってるよ!でも、それを知った上でやりたくないんだよ!』という事が伝わればOKです。
マンション経営の人が言う、不動産投資のメリットって大体下記の通りです。
- 家賃収入が安定して入るので、将来の不安に備えることができる
- 万一、死亡した場合にローンがなくなりマンションが残るので生命保険代わりになる
- 節税ができるので、オトクになる(実際は損する事が多い)
- インフレが起きた場合、今持ってる貯金の資産価値が目減りするがマンションなら大丈夫
- 様々な投資をしているなら、不動産も持つことで何かが起こった時のリスク回避に繋がる
こうしたことがマンション経営のメリットです。
ですので、そのメリットをこちらから最初に否定すれば相手も伝えたい内容がなくなるので、引き下がることが多いです。
ただし、投資に興味がある人だと思われて、しつこい営業マンだと知っているメリットをダラダラと話されることがあります。
営業:◯◯社の△△と申します。□□社にお勤めの方にマンション経営のお話でご連絡しました。今お時間ありますか?
私:ありますよ。
営業:以前にこうしたお話ってどこかでお聞きになりました。
私:ええ。週に何回か連絡を頂きます。話も良く聞くんですが、安定した家賃収入で将来の不安がなくなるとか、死亡時に生命保険代わりになるとか、インフレ対策になるとかメリットは分かるんですけどお断りしています。
営業:お詳しいんですね。既にマンションをお持ちだったり、何かされているんですか?
私:何をやってるかは言いたくないんですが、そうしたリスク対策はできているのでマンション経営のお話はお断りしているんです。
営業:そうなんですね。何をされてるか気になります。
私:悪いことしてるわけではないんですけど、言いたくないんです。すいません。
営業:分かりました。そちらの方で頑張ってくださいね。(電話終了)
時間にすると数分程度で電話が終了します。
マンション経営のメリットを知った上で、自分がやっている資産運用があるので、そちらで頑張りたいことを伝えていました。
具体的に、株やってます!とか、投資信託やってます!って言うと、それぞれのデメリットを聞かされてマンション経営を進められるので、何をやってるかは言わないことがコツです。
この断り方だと、自分も相手も心が痛まずに電話を切ることができますし、以降も掛かってくることはほとんどありません。
断り方:上級編
【断り方】
- 『利回り12%以上の物件でしたら興味があります。』
- 『高利回りの物件しか興味がありません。』
最近の私が断っている方法はこの手法です。
本当にマンション経営に興味があって、もしかしたら良い物件の情報をくれるかもしれないという淡い期待を持ちながら電話応対しています。
この断り方のメリットは次の点にあると思っています。
- マンション経営に関する知識があることはサラッと相手に伝わる
- マンション経営のメリットをダラダラと紹介されなくて済む
- 本当に良い物件だったら紹介してもらえるチャンスがある
- 相手も自分も嫌な思いをせずに断れる
上の方でも言いましたが、私の場合、どんなにしつこい勧誘電話でも一生懸命頑張って営業している人を無下に断るのって何か気が引けるんですよね。
それに、不動産投資には興味があるので、『マンション経営に興味はありませんか?』と尋ねられるとウソは言いたくないので、「YES」って答えてしまっています。
マンション経営に興味がある方って少ないと思いますが、もしあるなら次のような断り方もアリだと思っています。
営業:◯◯社の△△と申します。□□社にお勤めの方にマンション経営のお話でご連絡しました。今お時間ありますか?
私:ありますよ。
営業:以前にこうしたお話ってどこかでお聞きになりました?
私:ええ。週に何回か連絡を頂きますし、マンション経営には興味があります。
営業:そうなんですね!実際にお会いしたこともありますか?
私:ありますよ。マンション経営って色々なスタイルがあるでしょ?私の場合は高利回りの物件しか興味が無いんです。
営業:高利回りというと何%くらいですか?
私:最低でも表面利回り12%は欲しいですね。
営業:となると、都心ではなく地方ですね。
私:そうですね。場所は都内でも地方でもどちらでも良いのですが、12%以上の利回りがある物件があったら教えてください。
営業:分かりました。またご連絡させてください。私、◯◯社の△△と申します。宜しくお願いします。(電話終了)
営業マンが紹介したい物件の99%は都内のワンルームマンションです。
実際に話を聞いたこともありますが、表面利回りで5%前後しかありません。(もし、12%以上の物件があれば本当に欲しいです。)
なので、『表面利回りで12%以上の物件しか興味ありません!』これで営業マンは大体引き下がります。
上手く行けば、良い物件を紹介してもらえるかもしれませんし、断ったとしても相手も自分も悪い気分にはならないと思います。
本当にマンション経営に興味がある方ならおすすめの断り方です。
ちなみに、本当に12%以上の物件を紹介してもらったことは一度もありません(笑)
でも、中にはしつこい営業マンもいます。
営業:◯◯社の△△と申します。□□社にお勤めの方にマンション経営のお話でご連絡しました。今お時間ありますか?
私:ありますよ。
営業:こうしたお話ってどこかでお聞きになりました。
私:ええ。週に何回か連絡を頂きます。東京のワンルームマンションの話でしょ?
営業:はいそうです。
私:利回り重視なんで、東京のワンルームに興味ないんです。表面で12%以上の物件があたら教えてください。
営業:東京のワンルームで12%はちょっと・・・。いい物件があるんで、是非話だけでも会ってしませんか?ご勤務先はどちらにお勤めですか?
私:12%以上の物件があるなら話は聞きますけど、あるんですか?
営業:そうですね。30%近くの物件がありますよ。
私:本当ですか?価格と家賃はいくらですか?
営業:・・・・。ちょっと詳しい者に代わります。
私:・・・・。
営業:代わりました。◇◇と申します。
私:利回り30%近くの物件があるって聞いたんですけど。どんな物件ですか?
営業:都内の新築マンションで価格が2000万円程度で、家賃が8万円ほどになります。
私:それで利回り30%いくんですか?どう考えてもいかないですよね?
営業:経費を差し引いて、お客様の年収が4000万円以上とすると、住民税・所得税、その他保険の解約とかを合わせるとそれくらいになるかと。
私:年収4000万円ってどこから聞いたんですか?そんなにもらってるサラリーマンいます?
営業:失礼しました。
私:それを考慮しても利回り30%なんかいきそうにないですよね。もう結構です。
営業:・・・・(ガチャ)
しつこい営業マンの場合は、電話を掛けた人が少しでも脈ありと感じると、ボス的な人に電話を代わることが多々あります。
あと、電話をしてくる営業マンは全員ではないでしょうが、知識が浅いことも多いので知ったかぶりで利回り30%でる物件があるなんて平気で言う方もいます。(詐欺ですよね?これ(汗))
そういう知識が浅い人やウソをつく方の場合、話をしても身にならない『しつこい営業』を受けることになります。
そうした方にはハッキリと『ウソをつく方は信用できません』、『知識が浅い方とは話をしたくありません。』と断ることもあります。
なぜ営業マンは自分の会社名を知っているのか?
よく言われていることが、顧客リストの流出です。
法律で禁止されているそうですが、依然として顧客リストの売買はされているようです。
以前に会った営業マンの方から聞いたのですが、業界用語で『ドラゴンアタック』とか言うやり方で電話をかけているそうです。
会社の携帯電話の番号は最後の1桁が違うだけの事が多いので、その1桁を変えて順に変えていくことで同じ会社の人に掛け続けることができるとのこと。
『090-1234‐5678』という会社の携帯電話があったとすれば、
090-1234‐5678
090-1234‐5679
090-1234‐5680
090-1234‐5681
このように順番に番号を掛け続けるそうです。
そのため、会社名は知っていても個人の名前、勤務地、年齢などは分からないそうです。
断り方まとめ
- 『誰からこの番号聞いたんですか?』
- 『老後の不安はないし、生命保険代わりになる資産も必要ありません。』
- 『利回り12%以上の物件でしたら興味があります。』
どこから入手したか分からない私の番号にしょっちゅう電話がかかってきます。
ですが、無下に断わると心が痛みますし、相手がこちらの素性を知っていて、取引先と関係がある人なら自分の仕事に支障がでるかもしれません。
そうした嫌な気持ちや心配をなくすためにも、今回の断り方を実践してみてはいかがでしょうか。
もっと良い断り方をご存知の方はコメントお待ちしています!
断ることに特化した対応ですが、
①見知らぬ電話番号には名乗らずに出ることが前提です。相手が「もしもし、○○さんですか」と言ってきた場合、「いいえ、違います」と言えば1秒で終了します。
②上記の入り方をしてこない場合、多くは「年収ウン百万円以上の方に御案内をしてまして…」と言うことがよくあるので、「そんなにもらってないんですよ、すみません」と言えば、これまた向こうが切ってくれます。
モリゾーさん
コメントありがとうございます。なぜか電話が掛かってくるタイミングって同時期のことが多いので、一日に何回も掛かってきたり、毎日電話があるようなら、教えて頂いた手を試してみますね!
貴重な情報ありがとうございました。