そろそろ消費税が増税されますね。投資にも影響があるのかな?
増税は投資にも影響するので、マイナス要因になりますよ!
とうとう2019年10月1日から消費税が10%に増税されてしまいますね。
生活に影響があるのは明白ですが、株や投資信託にはどのような影響があるのか気になる所です。
増税前後の株価の推移や、増税が投資信託に与える影響について紹介していきます。
今日の授業は増税が株や投資信託に与える影響について紹介していきます。
- 増税が株価に与える影響
- 株や投資信託の取引に与える影響
- どのくらい投資信託のリターンに影響があるのか
まずは気になる株価への影響から見ていきましょう!
増税が株価に与える影響
過去3回あった増税時のTOPIXの推移を示しています。
増税=景気悪化というイメージから増税後は株価が下がるのかと思いきや、半年から1年位は上がっています。
ただし、その後は下落しています。
株価は増税だけで推移するものはないので、あまり影響はないのかもしれません。
株の売買には影響がある!
株の売買には通常手数料が係ります。
その手数料には消費税が係るので、これまでよりも2%多く手数料が係る計算になります。
デイトレードなど売買を頻繁にする方にとっては少なからず影響があると言えます。
投資信託にはどのような影響あるのか?
引用:SMT グローバル株式インデックス・オープン(交付目論見書)2019年8月10日
上記の交付目論見書を見る限り、増税が与える投資信託への影響として、購入手数料・信託報酬料(維持手数料)の2点があります。
ただし、売却手数料あたる信託財産留保額に関しては税率変更関する記載がないため、影響はないと思われます。
増税が投資信託のリターンに与える影響
前述の通り、維持手数料に当たる信託報酬料には消費税が係ります。
信託報酬料が0.1%増える毎に、0.002%のコスト増になります。
つみたてNISAで年間40万円を20年間運用した場合、信託報酬料が0.1%上がると毎に約1,600円のリターン差が生じます。
運用金額や運用期間が増えればその差は更に拡大します。
今日の授業を動画で復習
まとめ
- 過去の結果から増税後6ヶ月~1年位は株価が上昇し、その後落ちている。
- 株の売買手数料、投資信託の販売手数料、信託報酬料に増税が関係している。
- つみたてNISAだと信託報酬料が0.1%上がる毎に1,600円のマイナスリターンになる。
駆け込み需要ならぬ、駆け込み投資をするほどの必要性は感じませんが、消費税の増税は確実に投資をしている方にとって負の要因になります。
特に株のデイトレードをしている方、投資信託で高額を運用している方の影響は大きくなると考えられます。
目標利回りを設定して運用している方は、増税分のマイナスリターンは考慮する必要がありそうです。
資産運用だけでなく、生活が苦しくなったり景気悪化の懸念など色々な面で増税やめてほしいですね。