SBI全世界株式の信託報酬料が値下げで、全世界株ファンドの中では一番安くなったみたいですよ!
そうですね!このファンドが買いかどうか気になりますね!
インデックス投資家にとっては朗報です!
SBI全世界株式インデックスファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))の信託報酬料の値下げが2019年9月26日から始まり、最安値となりました。
全世界株式に投資するファンドは多々ありますが、はたしてこのファンドは買いなのでしょうか。
今日の授業はSBI全世界株式インデックスファンドについてです。
- 全世界株式インデックスファンドについて
- SBI全世界株式インデックスファンドは買いなのか?
まずはSBIも含めて全世界株式に投資するファンドの概要から紹介するね!
全世界株式インデックスファンドについて
こちらは全世界株式ファンドで信託報酬料が安い代表的なファンドの一覧です。
SBI全世界株式インデックスファンドの信託報酬料が値下がり、全世界株式ファンドの中で最安値となりました。
詳しくは『運用管理費用(信託報酬)の引き下げについて SBI・全世界株式インデックス・ファンド/愛称:雪だるま(全世界株式)』を御覧ください。
全世界株式の運用指標とするインデックスはMSCIとFTSEの2種類ありますが、どちらも似たようなものと考えるとコスト面で言えばSBI全世界株式が良さそうです。
MSCIとFTSEの違い
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは小型株まで含んだ全世界株の時価総額の98%までカバーする非常に幅広く分散されたインデックスです。
対して、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは大型株・中型株で構成された全世界株式の時価総額の85%までをカバーするインデックスです。
MSCIよりもFTSEの方が幅広く分散されているため、リスク分散の点では優れていると言えるかと思います。
また、過去のリスク・リターンにおいても、リスクは同程度、リターンは若干FTSEの方が優れていると言えます。
投資対象としているインデックスでファンドを選ぶほどじゃないけど、強いて言うならFTSEの方が良さそうだね!
SBI全世界株式ファンドは買いなのか?
結論から言うと、私は買いじゃないと思っています!
なんで?インデックスファンドの基本は信託報酬料じゃないんですか??
信託報酬料は最安値ではあるのですが、実質コストを見ると、約0.42%です。
2番目に信託報酬料が安いeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)の実質コスト約0.24%です。
信託報酬料の引き下げは0.04%程度だったので、実質コストは0.38%程度と推察されます。
正確には最新の運用報告書を見ないと分かりませんが、現段階ではeMAXIS Slimの方が安い可能性があります。
なんで実質コストが高くなってしまうのか?
このファンドのマザーファンドは海外の株を直接買い付けるのではなく、米国のETFに投資します。
シュワブUSブロードマーケットETF
経費率0.03%、対象:米国株、組入比:52.5%
SPDRポートフォリオ・ディベロップドワールド(除く米国)ETF
経費率0.04%、対象:(米国除く先進国株)、組入比:36.9%
SPDRポートフォリオ新興国株式ETF
経費率0.11%、対象:(米国除く先進国株)、組入比:9.9%
参照:SBI・全世界株式
インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))-交付運用報告書(2018年11月12日)
組入比率に変動がなかった場合、ETFの手数料だけで0.0414%のコストが係ります。
対して、eMAXIS Slimはマザーファンドが個別株に直接投資しますので、基本的にETFの手数料は係りません。
だから、SBIの方が高くeMAXISの方が安いと考えられます。
ちなみに、楽天VTのマザーファンドも米国のETFに投資するので、ETFの手数料が別途発生し実質コストは約0.717%ほどです。
マザーファンドがETFに投資している場合は実質コストが高くなる傾向があるので注意したいですね!
今日の授業を動画で復習
まとめ
- SBI全世界株式ファンドの信託報酬料は資産クラス内で最安値となった
- 実質コストが高いので最新の運用報告書が出るまでは見送り
- 現状は全世界株式ファンドはeMAXIS Slimが最適解かと思われる
信託報酬料の値下げは個人投資家にとって嬉しい限りですね!
今回のSBIの頑張りを受けて、ぜひeMAXIS Slimも値下げして欲しい所です。
楽天VTは米国ETFのVTの経費率が0.09%なので信託報酬料をほぼ0%にしないと追いつかないので選択から除外ですね・・・。
私も全世界株式には投資していて、今後の運用報告書次第ではeMAXIS SlimからSBI全世界株式に乗り換えるかもしれません!
キリコ先生こんにちは、今年2月から投資を始めました、全くの素人であれこれと買ってしまいました。
一般口座でアメリカのVTIを75口、ニーサ口座で楽天VTIとslim先進国、Jr.ニーサ2口座分で楽天VTIとslim先進国slimS&P500
を平均に購入枠一杯まで購入したのですが、何か一つにまとめて運用した方が良いのでしょうか?
来年もJr.ニーサのみ投資信託を買う予定です(SBIVOOが良いかなと思ってます)
口座はSBI証券です。
積立はiDeCoを楽天証券で楽天VTIとたわら先進国を68000までしてるのでつみたてニーサはあまり考えていません。
こんにちは!
2月から運用を始められたとの事ですが、米国株を中心に先進国株のファンドを購入されておられますね!
米国は長期で見て過去200年株価が上昇トレンドにあるので、米国を中心にした運用は私も好きです。
ただ、どのファンドや資産クラスでも言えることですが、過去は過去の話であって、今後の保障があるわけではありません。
投資信託の場合、大暴落が起きた場合、30%~40%程は資産が減る可能性も考慮しておく必要があろうかと思います。
お子様が小学生の年齢で、今後、私立の学校に進学したり、留学したりなどの可能性もあろうかと思います。
そのタイミングで大暴落来て学費が払えないなんて状況にならなければ良いと思います。
その上で、直近で必要なお金と月々の生活費の半年~2年分くらいの余裕は残して運用をする必要があると個人的には思っています。
運用するファンドをまとめるべきかどうかは、個人の期待リターンとリスク許容度によると思います。
そのポートフォリオでいつまでに、いくら欲しいと考えた場合に必要利回りが考えられると思いますが、過去のリターンから、それに沿っていれば良いと思いますし、リターンが高すぎるなら債券などリターンとリスクを下げるファンドを組み入れるのもアリだと思います。
返信コメントありがとうございます。
大暴落は投資のチャンスとしか考えてなかったけど、子供達の進路と相談しながら余裕資金も確保しないといけませんね、勉強になりました。
ひとまず来年までは、このままのポートフォリオのままにしてみます。
追記です、子供は10才と9才です。
何かアドバイスいただければ幸いです
宜しくお願いいたします。