悩

投資信託のファンドのデータに『純資産』ってあるけど、ファンド選びの基準になるの?

ポイント

純資産はファンド選びの基準の1つになるからチェックしておいた方が良いよ!

純資産は多ければ多いほど良いですが、最低◯◯億円くらい必要という目安の額はあります。

あと、純資産が増加しているのか、減少しているのか、その推移を見ることも大切です。

笑

今日の授業は投資信託の純資産についてです!

  • 純資産の目安はいくら?
  • 純資産の推移もファンド選びのポイント!

それでは、ファンド選びのポイントの1つである『純資産』について紹介していきますね!

純資産の目安はいくら?

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投資信託におけるファンド選びで重要なポイントの1つが純資産です。

一般的に純資産が30億円以上あることが理想とされていますが、書籍によっては10億円以上としているものもあれば、100億円以上としているものもあります。

確実に言えることは、純資産は10億円以上あって多ければ多いほど良いということです。

これよりも少ないと、ファンドマネージャーが効率の良い投資をできなくなる可能性があります。

ファンドを選ぶ時に、どのファンドを選ぶか迷うような状況になれば、純資産が大きいファンドを選ぶということも1つのポイントです。

★ファンド選びには純資産以外にも大事な要素がたくさんある!
ファンドを選ぶには、純資産以外にもリターン、リスク、シャープレシオなど様々な要素があります。
どういう基準でファンドを選ぶか知りたい方は「投資信託の選び方は?長期保有する場合のポイント!」をご参照ください。

悩

純資産が大きい多いほど良いのはわかったけど、他にも気をつけることはないんですか?

ポイント

純資産はその額だけじゃなくて、推移を見ることも大切ですよ!

純資産の推移も要チェック!

純資産は多ければ多いほど良いのですが、それだけではありません。

純資産が増加しているのか、減少しているのかその推移を見ることも大切です。

純資産が増加したり、減少したりしている背景を考えてみましょう!

■純資産が増加・減少する意味は?
【純資産が増加】

  • 投資家がそのファンドに期待して資金が集まっている。
  • ファンドの投資成果が良好で資産が増えている。

【純資産が減少】

  • 投資家がそのファンドを解約していることを示します。
  • ファンドの運用成績が不調で資産が目減りしている。

ポイント

純資産が多くて、増え続けているファンドが良いですよ!

純資産の推移はどうやって見る?

純資産の推移は証券会社のホームページから、ファンドのデータを見るとよくわかります。

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このグラフは楽天証券のとあるファンドのデータです。

緑色のグラフが純資産の推移を示しています。

コレを見ると、ずっと右肩上りで純資産が増加していることが分かります。

笑

いつも基準価額ばっかり見てたけど、純資産の推移もこうやって確認しておくことも大切だね!

純資産に関するQ&A

純資産とはそもそも何?

悩

そもそも純資産って何の金額をあらわしてるんですか?

笑

純資産=資産総額‐負債総額を表してるよ!

純資産とは、正確に言えば『純資産総額』のことです。

資産総額とは、現金や株・債券などを金額化した数値です。

負債総額とは、運用経費(人件費など)を金額化した数値です。

また、『純資産=総口数×基準価額』で決定します。

そのため、基準価額が上がったり、ファンドに投資する人(総口数)が増えると純資産は増加します。

純資産が少ないと危険なのか?

悩

すごく良さそうなファンドを見つけたんだけど、純資産が10億円以下なのが気になるんだよね・・・。
このファンドって危険ですか?

笑

先生としては、良さそうなファンドだったら投資対象としても良いと思いますよ!
ただ、本当に良いファンドなら純資産の推移が増加しているはずなので、必ずチェックしてね!

純資産が10億円未満と少ないファンドだから、投資対象としない!危険だから回避!!というのは勿体無いと思います。

特に新しくできたファンドであれば、純資産は少なくて当然です。

自分が良いと思うのであれば、純資産が少なくても、しっかりと右肩上りで増加し続けているのであれば投資対象と考えても良いですよ!

純資産が多いファンドはどこ?

悩

純資産だけでファンドを選ぶならどこが良いですか?

困

あんまり、純資産だけでファンドを選んで欲しくないけど、純資産の多いファンドをランキング形式で紹介するね!

■純資産額が多いファンド(2019年2月16日時点)

1位 フィディリティ・USリートB(ヘッジ無) 6,539億円
2位 フィディリティ・USハイ・イールドファンド 6,529億円
3位 新光US‐REITオープン『愛称:ゼウス』 6,059億円


ETFまで入れると、TOPIX連動型上場投資信託が8兆5712億円、日経225連動型上場投資信託が5兆7540億円と桁違いの多さで、上記の1位のファンドも11位にまで下がります。

つまり、純資産額TOP10は全てETFとなります。

今日の授業を動画で復習

まとめ

★ココがポイント★

  • 純資産は最低でも10億円以上が理想!
  • 純資産の額だけじゃなく、右肩上りで推移しているファンドが良い!
  • 新設ファンドは10億円以下でも純資産が上昇していたら狙うのもアリ

ファンドを選ぶ上で、純資産も重要な要素の1つです。

純資産が少ないと、ファンドマネージャーが満足に運用することができません。

例えば、日経225に連動するインデックスファンドなら、日経225の銘柄を全て買わなければいけませんが、資金が不足していると、買う銘柄に偏りがでてしまいます。

こうなるとインデックスファンドとしては致命傷です。

こうしたことから、純資産は多ければ多いほど良いです!

ポイント

純資産に関しては10億円以上右肩上りで推移している!この2点をおさえておけばOKです!