ビットフライヤーがビットコインの不正出金被害の補償サービスを本日(2017年6月1日)より開始したという案内メールが届きました!
■届いた案内メール
早い話が、「ハッカーの攻撃でビットコインが盗まれても補償しますよ!」ってことです。
ビットコインは仮想通貨の1種ですので、ネット上にお金が存在します。
そのため、ハッカーからの攻撃をいかに防ぐかという事が大きな課題でした。
どこの取引所も安全性を高めるために様々な工夫をしていますが、100%安全とは言えないです。
各取引所の安全性に関して、「ビットコインの取引所でおすすめは?長期保有するならココ!」という記事の中で、どの取引所が安全性が高いのか、ハッキングに対してどんな対策があるのかを紹介しています。
良かったら参考にしてみて下さい。
ビットコインを取引する上で怖いことって、
- ハッキングによってビットコインが無くなる
- 取引所が倒産してビットコインが無くなる
この2つが大きな心配事ですよね?
そんな大きな心配事の1つである、『ハッキングによってビットコインが無くなる』というリスクを回避できるサービスは素晴らしいですね!ビットフライヤーさんありがとうございます!!
でも、サービス概要の所で気になる所が2箇所あります。
- アカウントクラスがトレードクラス、かつ、ログイン時および日本円出金時の二段階認証を設定しているユーザーが対象
- メールアドレス・パスワード等の盗取による不正出金
気になるポイントとして①の自分はちゃんとトレードクラスになっているか?また、ログイン時と日本円出金時に二段階承認の設定しているか?
あと②の「メールアドレス・パスワード等の盗取による・・・」これって具体的にどういう時に補償対象となるのか?
この2点が気になります。
まずは、アカウントクラスと二段階承認の設定確認から見ていきます。
アカウントクラスをトレードクラスにする方法
まずは、ビットフライヤーにログインして、ホーム画面の右側にあるアカウント情報をチェックしてみてください。
ここが『トレードクラス』になっていればOKです。
もし『ウォレットクラス』になっていれば、トレードクラスにランクアップさせないといけません。
やり方はとっても簡単で10分もかかりません。
- ご本人情報のご登録
- ご本人確認資料のご提出
- お客様の取引目的等のご確認
- 転送不要書留郵便のお受取
アカウント情報に記載されている上記4つが「完了・承認済・受取済」になればOKです。
アカウント情報のそれぞれの欄をクリックすれば、入力画面に変わりますので項目に従って入力すればOKです。
それぞれに必要な情報を挙げていきます。
本人情報
- メールアドレス
- 名前
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- 銀行口座
これらを入力すれば本人情報登録は完了です。
本人確認資料
- 運転免許証(裏表)
- パスポート(顔写真のページと住所記載のページ)
- 個人番号カード(写真付きの表面のみ)
- 住民基本台帳カード(顔写真付き、裏表)
- 健康保険証(カード型は裏表、紙型は全面)
- 年金手帳(住所の記載があるもの)
- 福祉手帳
- 印鑑登録証明書(発行から6ヶ月以内)
- 住民票の写し(発行から6ヶ月以内)
- 在留カード(表裏)
- 特別永住者証明書(表面)
※マイナンバー通知カード(写真がついてないモノ)は提出不可
※平成8年以前発行のものでないと住所の記載はありません。
上記のどれか1つをスキャナーで読み込むか、スマホなどで撮影してパソコンに保存します。
保存したファイルをアップロードすればOKです。
私は運転免許書(両面)で行いましたが、以前にやった時は1日内に承認された記憶があります。
お客様の取引目的等のご確認
これは詳細を忘れてしまいましたが、「ビットコインは投資金額が補償されず、リスクがあることを理解していますか?」みたいな内容を確認した気がします。
作業自体に手こずった印象はないので、数分で完了したと思います。
転送不要書留郵便のお受取
本人情報の登録が終わると、郵便はがきが2~3日後に届きます。
ポストに投函されるタイプではなく、郵便局員の方から直接受け取らないといけません。
受け取ってしまえば、こちらから何もする必要はありません。
この受取が最後の作業になるので、これが終わると、ビットフライヤーから『取引時確認のお手続きが完了しました』というメールが着ます。
ここまでできたら、ウォレットクラスからアカウントクラスはトレードクラスになりますよ!
ログイン時および日本円出金時の二段階承認を設定する方法
続いて二段階承認の設定ですが、下記の赤丸を確認してみてください。
ここが『設定済』となっているからといって、安心しないで!
ログイン時と日本円出金時に二段階承認の設定をしないといけません。(どちらか1つでも設定されていたら設定済になってるので要注意です。)
まずは、上図の赤丸をクリックしてみてください。
すると、次のような画面になります。
ここで、下記の項目チェックが入ってるかを確認して下さい。
- ログイン時に二段階承認を使用する
- 日本円の出金時に二段階承認を使用する
ここにチェックがなかったら、空欄の箇所をクリックしてチェックを入れます。
その後、下の『確認コードの受け取り方法を変更する』をクリックして、メールや携帯電話などから確認コードを受け取ります。
その後、そのコードを入力すれば変更手続き完了です。
これも5分もかからない作業です。
まずはここまでできれば、ビットフライヤーの新サービスである不正出金の補償対象のユーザーとなります。
次に気になっていた、「メールアドレス・パスワード等の盗取による不正出金」って具体的にどういう時に補償対象になるのかを調べてみました。
どういう時に補償となるのか?
補償対象となる条件について気になった主な項目を簡単に下記にまとめます。
どういう時に補償される? | アカウントに不正ログインされて、第3者の口座へ日本円で不正振込があった場合 |
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補償金額の上限 | 日本円換算で100万円を超える預入がある人:500万円 預入資産が100万円以下の人:10万円 |
補償対象の条件 | 不正出金が行われて14日内に警察に被害届を提出して受理されていること |
補償サービス期間 | 2017年6月1日0:00~2018年6月1日16:00まで |
補償対象外となるケース | セキュリティ対策ソフトを利用していない、OS・ブラウザ・セキュリティソフトが最新の状態でない、端末の盗難・紛失が原因による不正ログイン |
気になったのはざっとこんな感じでしょうか。
補償金額の上限が設けられているのは落とし穴ですね。(しかも、資産が100万円以下は10万までしか補償されないとは悲しい・・・。)
あと、万一被害があったら警察にすぐに被害届を出さないと補償対象にならないので注意です!
補償対象外の規定を確認しましたが、要するに自分のミス(セキュリティ対策不足、スマホやパソコンの盗難など)で不正ログインされた場合は対象外になります。
詳しい規約に関しては下記を参照下さい。
ビットフライヤー:メールアドレス・パスワード等の盗取による不正な日本円出金に伴う損害補てん規約
まとめ
今日、ビットフライヤーからメールが着て「おおぉっ!」と思いましたが、補償額が少ないのがちょっと残念でした。
しかも1年間の期限付き・・・。
でも、無料でこの補償が受けられるのは大きな利点だと思います。
このサービスを理由にビットフライヤーに乗り換える必要はないと思いますが、登録済みの方はアカウントをトレードクラスにして、二段階承認の登録もしておきましょう!