やっとNISA口座できたよー!
NISAの投資枠は1年毎にリセットされるから期間内に注文しないと勿体無いことになるよ!
1年っていつからいつまでなの?
NISAって1年で120万円までの投資が非課税になります。(つみたてNISAは1年で40万円まで)
この1年って一体いつからいつまでの事を指してるのかハッキリしないですよね。
それに、期間終了のギリギリで株や投資信託をしても年度内に間に合わないケースもあります。
今日の授業はNISAの年度区切りや駆け込み注文する人に向けて間に合う期間を紹介します。
- NISAの年度区切りはいつからいつまで?
- 年度内の注文はいつまでにするべき?
この記事を読んで正確なNISAの期間を把握しておきましょう!
NISAの年度区切りはいつからいつまで?
NISAは1年間で120万円の投資まで、その運用益に対する税金が非課税になる制度です。
この1年間という期間はどのタイミングまでなのかをハッキリさせますね!
ちょっとここでクイズです!NISAの1年の期間はいつまででしょう?
- 1月1日~12月31日まで
- 4月1日~翌年3月31日まで
- 口座開設した日から1年
- 最初に投資した日から1年
正解は1月1日~12月31日までです!
知人とNISAの話をしていると、②~④のように、思っている方もおられます。
間違った期間で認識していると、年内に貴重な非課税枠(120万円分)を使い切れなくなってしまいます。
NISAの非課税枠はスマホの無料通話分のように翌年に繰越はできません!
120万円使い切りたいなら12月20日頃までに注文を完了させておきましょう!
NISAって12月31日までが非課税期間ですよね?なんで12月20日頃までに注文しないといけないんですか?
年度内の注文はいつまでにするべき?
なんで12月20日頃までに注文をしないといけないか?それは、NISAの投資枠を使うのは注文した日でなく、株や投資信託を保有した日になるからです。
この事を詳しくお伝えしたいので、まずはNISAで株や投資信託を運用する際の注文から保有までの流れを紹介します。
- 注文する
- 約定する
- 受渡しされる(保有する)
この順番で株や投資信託を保有することになります。
少しわかりやすく例を挙げて紹介します。
このように、注文したらすぐに約定(取引成立)するわけではなく、約定後もすぐにその株や投資信託を保有できるわけではありません。
NISAの非課税枠を使い切るなら、12月31日までに株や投資信託を保有しておく必要があります。
注文⇒約定⇒保有(受渡し)までには数日かかるから気をつけてね!
株や投資信託の種類によって受渡しまでの日数が異なるので、もう少し詳しく紹介していくね!
株や投資信託の種類毎の受渡しまでの期間
株や投資信託の受渡までの期間を紹介する前に大事なことを1つお伝えしておきます。
12月31日までがNISAの非課税期間ですが、厳密には12月30日までです。というのも、受渡しが行われるのは証券取引所の最終営業日となる12月30日までだからです。受渡日が最終営業日より後になると翌年のNISA枠でカウントされてしまいます。ご注意を!!
ただし、12月30日が土日だった場合、直近の金曜日(12月28日or29日)が最終営業日になります。
この事を踏まえた上で、まずは株の受渡しまでの期間について紹介します。
株の場合
株は大別すると国内のものと、海外のものがあります。
日本の株と海外の株とでは注文してから受渡しまでに日数が異なります。
【日本株】
約定日から3営業日後(約定日を入れて4営業日目という意味)
つまり、最終営業日が12月30日だった場合、12月27日に約定すれば、年内の取引としてカウントされます。
2018年は最終営業日が12月28日なので、12月25日までに約定すればOKです!
【外国株】
外国株はちょっとややこしくて、各国の現地約定日から4~5営業日後になります。
国によって証券市場が開いている日が異なるので、現地で約定した日から起算することになります。
『SBI証券:NISA投資枠を利用する場合の最終取引はいつですか?』を参考にすると各国の最終取引日が分かります。
2018年だと早い国では12月21日までに約定しないと年内の受渡しは難しいようです。
投資信託の場合
投資信託の場合も株と似ていて、国内の株や債券に投資するファンドと、海外のものに投資するファンドで受渡日が異なります。
加えて、投資信託は株と異なり注文してから約定日までの期間も数日のラグがあります。
◆国内に投資するファンドの注文から約定日までの期間
◆海外に投資するファンドの注文から約定日までの期間
このように投資信託の場合は、15:00までに注文するかどうかで約定日が1日ズレてきますし、国内外に投資するファンドでも約定日が異なります。
肝心の受渡日ですが、ファンドによって異なるのですが約定日から3~5営業日かかります。
もう少し分かりやすく紹介するとこんな感じです。
注文~約定:国内投資先は2営業日、海外投資先は3営業日(15:00までの注文)
約定~受渡:3~5営業日(ファンドによって異なる)
⇩⇩⇩つまり⇩⇩⇩
国内投資先ファンド:注文日を入れて5~7営業日前(15:00までの注文)までなら年内のNISA枠に間に合う!
海外投資先ファンド:注文日を入れて6~8営業日前(15:00までの注文)までなら年内のNISA枠に間に合う!
株や投資信託の受渡しには○日後でなく、○営業日後になります!営業日は土日祝を除く期間のことなので誤解がないようにね!
※ここまでで紹介した約定から受渡しまでの期間は、証券会社やファンドによっては若干差があるかもしれません。予めご了承ください。
以前の記事で約定日から受渡しにかかる日数や、売買に使われる基準価額などについて紹介しています。気になる方は下記をご参照ください。
⇒投資信託の受渡日と約定日|売買価格はこのタイミングで決まる!
今日の授業を動画で復習
まとめ
- NISAの年度区切りは1月1日~12月31日まで
- NISA枠を使い切るならは注文日でなく受渡し日を考慮すること
- 約定から受渡しまでの日数は株や投資信託によって異なる
NISAの年度区切りや、投資枠を使い切るために間に合う日数に関して少しは解決できたでしょうか。
通常は12月30日までに株やファンドの受渡しがされればよいのですが、29日、30日が土日に当たれば28日までに受渡しを行わなければいけません。
このように例年よりも受渡日が早くなる年もあるので余裕を持って注文をしておくと良いと思います。
どんな年でも12月20日頃までに注文をしておけば、大抵の株や投資信託は年内に受取ることができると思いますよ!