最近NISAってよく聞くけど、投資信託と何がどう違うの?
NISAも投資信託も調べると一緒に出てくるから混乱するよね。
簡単に言うとNISAは投資信託をする口座の事ですよ!
これから投資を始めるぞ!と、意気込んでみたものの勉強すればするほど専門用語が多すぎて何がなんだか分からなくなってしまう方も多いと思います。
よく出てくる専門用語に、NISAや投資信託があろうかと思います。
『投資信託をするならNISAで!』みたいな文言をブログや書籍で見かけますが、NISAも投資信託も同じでは?と思われる方がきっとこのページにたどり着いていると思います。
今日の授業はNISAと投資信託の違いについて紹介していきます。それぞれの具体的な内容を詳しく紹介していくので、両者の違いが見えてくると思いますよ!
投資信託とNISAはどう違うのか?
正直にストレートに言うと、投資信託とNISAの違いが分かっていない時点で投資の超初心者であることがバレバレです。
銀行マンなどに、「投資信託とNISAってどう違うの?」なんて聞いた日には初心者だとすぐバレてしまい、あらゆる手数料が高い金融商品を商品を紹介されるかもしれませんし、その事が原因で後からとても後悔する日が来るかもしれません。
そうならないためにも、投資信託とNISAの違いは何となくでなく、ハッキリと理解した上で投資の勉強をしていきましょう!
まずは、投資信託・NISAとはどういものかを順に紹介していきます。
投資信託とは?
投資信託はプロの方に資金を預けて運用してくれるものです。と言うのは、どこの書籍にも書いてあることです。
イメージとしてはこんな感じです。
このように個人投資家から資金を集めて、プロ(ファンドマネージャー)が色々な会社の株などを買って儲けた利益を還元することで利益が出るものです。
ここまでは分かってるんですよ!その流れがイマイチよく分からないんです!
そんな強い口調で言わなくても・・・。それじゃ、この流れを具体的に紹介していくね。
投資信託の購入から利益還元までの流れ
具体的に投資信託の購入から利益還元までの流れを先程紹介した図に沿って紹介していきます。
- 投資信託を取引する口座を開設し、投資信託(ファンド)を購入
- 集めた資金でプロが株などを購入
- 株の売買や配当金の利益がプロに集まる
- 手数料を差し引いて投資家に利益還元
特に分かりにくいのは①かと思います。
投資信託を始めるには、銀行や証券会社で口座開設をする必要があります。口座開設は銀行の預金口座を開設するのと同じような感覚で銀行や証券会社の窓口やネットで簡単に申込みができます。
投資信託の口座だからと言って、特に口座開設手数料や口座維持手数料などお金がかかることはありません。口座を作ったものの何もせずに放置していても金銭的に損失が出ることはないです。
この口座にお金を振り込んで投資信託を買うことになるのですが、投資信託は国内で5000種類以上あり、これらの中から選ばなくてはいけません。
まぎらわしい事に『投資信託はプロが運用してくれる』とよく耳にしますが、これはイラストの②~④の事で、①のどんな投資信託を選ぶかは自力でしないといけません。
投資信託はプロにお任せって聞くけど、結局は5000種類の中から自力で選ばないといけないんですね。
投資の知識もないのに選ぶのは大変だと思うけど、ちょっと勉強すれば自分にあった投資信託を選ぶのはそんなに難しくないんだよ!
投資信託の選び方は少し勉強すれば難しくはありません。具体的な選び方の手順については下記の記事を参考にして頂いたら分かってくると思います。
⇒投資信託初心者の方必見!やり方を誰でも分かるように詳しく紹介!
⇒投資信託の選び方は?長期保有する場合のポイント!
⇒投資信託で積立てる!始め方の基本と心構えがココにある
ここまで来れば投資信託とはどういうものかが少しは見えてきたと思います。
本題のNISAとの違いは途中で紹介した口座開設と関係していきます。
続いてNISAについても見ていきましょう!
NISAとは?
超簡単に言うと、NISAは口座の種類です。
銀行預金の口座にも普通預金、当座預金などがありますよね?
投資信託の口座も同様に、一般的なものは一般口座や特定口座(源泉徴収あり・なし)と呼ばれるものです。
これらに加えて『NISA口座』というものがあると思ってください。
一般口座や特定口座とNISA口座はどう違うんですか?
投資信託をする口座の種類の違い
投資信託をする場合、株でもそうですが、儲けた金額に対して約20%の税金が発生します。(厳密には20.315%)
つまり、10万円分で買った投資信託が30万円になれば20万円の利益が出た事になるので、20万円✕約20%≒約4万円の税金が引かれます。(つまり、30万円-4万円=26万円が手元に入ります。)
この税金を納めるためには一般口座や特定口座(源泉徴収なし)というタイプの口座では確定申告が必要ですが、特定口座(源泉徴収あり)であれば自動的に税金が引かれるのでその必要はありません。
ではNISAはどうかと言うと、そもそもNISA口座は税金が発生しない非課税口座です。つまり、いくら儲けても税金は払わなくて済みます。
税金を払わなくて済むので、確定申告の必要もありません。
なんか色々な口座がでてきてややこしくなってきたぞ・・・。
簡単に分かりやすくまとめるね!
要するにNISAは投資信託ができて、税金がかからなくて確定申告もしなくてい良い口座ってことですね!
そうですね!NISAには投資金額の上限がありますが、非常にオトクな口座なので作っておいて損はないと思いますよ!
NISAの枝分かれとして2018年からつみたてNISAと言った少し制度が異なるものもできました。投資の上限額や利用期間の制限などが違ってきます。NISAの詳しい制度については下記の記事を参照ください。
⇒投資信託をNISAで!初心者にわかりやすく解説!
今日の授業を動画で復習
まとめ
- NISAは投資信託を始める口座の種類のこと
- 投資信託は銀行や証券会社に口座開設しないとできない
- 投資信託はプロが運用してくれるが選ぶのは自分
投資信託とNISAの違いは少しはクリアになったでしょうか。
分かりにくい所があったらコメントにてお知らせ下さい。
よく『投資信託をNISAで始めよう!』っていうのは、銀行や証券会社でNISA口座を作って、そこにお金を入金して、自分で好きな投資信託を選んで、あとはプロに任せましょう!ってことです!