つみたてNISAでインデックスファンドを選ぶなら信託報酬料が安いファンドが良いんですよね?どこが安いのかな?
1つ1つのファンドの手数料を調べるのって大変ですよね!私が今回ざっと調べてみたよ!
つみたてNISAでインデックスファンドに投資するなら、同じ資産クラスであれば運用成績に大きな差はないので、信託報酬料(保有手数料)が安いほど良いです。
とは言え、(今回は全部エリコ先生が調べてくれましたが)1つ1つのファンドの情報を調べるのは大変です。
信託報酬料が安いファンドは商品のラインナップが共通しているので、その点も理解できるとファンド選びが楽になるはずです。
今日の授業はつみたてNISAの信託報酬料を比較をしていきます。
- 各資産クラスで信託報酬が最安値のファンドは?
- 信託報酬料が最安値のファンドの共通点
それでは各資産クラスの信託報酬料の一覧を紹介します。
各資産クラスで信託報酬が最安値のファンドは?
金融庁が2018年10月31日時点で公表しているつみたてNISAができるファンドは162本あります。
その全ての信託報酬料(保有維持手数料)、信託財産留保額(解約手数料)を資産クラス別に一覧にして紹介します。
手数料が安いファンドを探している方の参考になれば幸いです。(※データは2019年1月25日時点のものです。)
◆日本株インデックスファンド
◆先進国株インデックスファンド
◆米国株インデックスファンド
◆新興国株インデックスファンド
◆先進国株・新興国株インデックスファンド
◆複数資産インデックスファンド
◆アクティブファンド
◆ETF
黄色で色付けしたファンドが各資産クラスの最安値ファンドになります。
また、金融庁の分類では『世界経済インデックスファンド』と『EXE-i グローバル中小型株式ファンド』はアクティブファンドとなっていますので、上記の表でもアクティブファンドとして記載しましたが、厳密にはインデックスファンドです。
エリコ先生、調べるの大変だったでしょ?お疲れさま!
がんばりました!ちょっとでも皆さんの役に立てば嬉しいです!
でも先生、、ファンドの数が多すぎて見づらいよ・・。
・・・。もうひと踏ん張りしてみますか!
というわけで、各資産クラスの最安値ファンドをエリコ先生にまとめてもらいました。
各資産クラスの最安値ファンド一覧
各資産クラス別に最安値のファンドだけ取り上げてみます。
◆インデックスファンド
◆アクティブファンド
◆ETF
さっきよりも見やすくなりました!エリコ先生ありがとう!
いえいえ、これでつみたてNISAのファンド選びは大丈夫そうですか?
この中から選べば良いんですよね?どうやって選んでいくんですか?
信託報酬料が最安値のファンドで自分が理想とする利回りになるようにポートフォリオを組めばOKです!でも、同じ資産クラスのファンドは被らないように選んでね!
同じ資産クラスが被らないという意味は、同じ日本株でもTOPIX、日経平均、JPX日経インデックス400と指標としているインデックスが異なります。
どのインデックスも組入銘柄は異なりますが、日本株を対象としています。
ですので、日本株全体の影響を大きく受けやすいため、分散投資にはなりません。
投資信託は分散投資が基本なので、対象としている指標が異なっていても、対象地域と金融商品が同一であればかぶらないようにポートフォリオを組むのが理想だと思います。
分散投資については過去の記事で紹介していますので、下記を参考にしてみてください。また、同一資産クラスで信託報酬料が同じのファンドであれば何を基準に選ぶか気になりますよね?その選び方も過去の記事で紹介していますので参考にしてみてください。
⇒投資信託はリスク分散が基本!3つのコツをご紹介!
⇒投資信託の銘柄の選び方は?データを良く見て探してみよう!
信託報酬料が最安値のファンドの共通点
ここまで紹介した信託報酬料が最安値のファンドをざっと見てお気づきになったかもしれませんが、『ニッセイ』と『eMAXIS Slim』のファンドが各資産クラスでほとんど最安値になっています!
私の勝手なイメージですが、ニッセイは積極的にコスト(手数料)ダウンに力を入れていて革新的なファンドを提供している印象があります。
eMAXIS Slimは後手に回る感じではあるんですが、方針として各資産クラス内において最安値水準まで下げるとしています。
ってことは、同じ資産クラス内で迷ったら『ニッセイ』か『eMAXIS Slim』を選べば良いってことだね!
基本的にはそうですね!私は今の所、有限実行しているeMAXIS Slimシリーズが好きだよ!
つみたてNISAは金融機関によって取り扱っているファンドが大きく異なります。もしお気に入りのファンドがあっても、自分が口座開設している金融機関に取扱がなければ運用できません。その場合は下記の記事を参考に金融機関変更の手続きをすると良いと思います。
⇒NISAの金融機関変更手続きについて!意外な落とし穴が!?
今日の授業を動画で復習
まとめ
- つみたてNISAは同じ資産クラス内で信託報酬料が最安値のファンドを選ぶ
- 同じ資産クラス内で最安値ファンドが複数あれば『ニッセイ』か『eMAXIS Slim』
- 資産クラスを分けて分散投資をしよう
長い似たような表ばかりで見づらかったかもしれませんが、つみたてNISAのファンドで信託報酬料が気になった方は少しは参考にしていただけたのではないでしょうか。
インデックスファンドであれば、同じ資産クラスであれば運用リターンはどれも大差ないので、信託報酬料をいかに安いところを選ぶかが大切だと思います。
信託報酬料は年々引き下がっている印象があるので、最新のデータを調べる時はまずは各資産クラスで最安値と思われる『ニッセイ』や『eMAXIS Slim』の信託報酬料を軸に考えると良いと思います。