悩

老後不安って言葉を聞くんですけど、実際に60歳を過ぎてリタイアした人の貯金っていくらくらいあるんですか?

ポイント

個人差が大きいと思うけど、平均値なら調べることができますよ!

今日の内容は60代の平均貯蓄額について調べた結果を紹介します。

老後の生活費は1億円必要と言われることもあり、現役世代の方は老後不安があろうかと思います。

実際に多くの方が定年を迎える60代の世代ははたしてどのくらいを貯蓄をしているのか?

世間一般の実態を調べてみました。

笑

今日の授業は60代の平均貯蓄額について紹介するよ!

  • 60代の平均貯蓄額はいくら?
  • 老後の生活費はどのくらい必要?

それでは気になるリタイア世代の貯蓄状況を紹介していきます!

60代の平均貯蓄額はいくら?

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60代というと多くの方が仕事で定年を迎えて老後生活に入るタイミングです。

この記事をご覧になっている方は、、、

  • 60代の自分は世間一般と比べて貯蓄できているのか?
  • まだ現役世代だけどリタイアする時の目安の貯蓄額が知りたい
  • 自分の両親はちゃんと平均くらい貯蓄できているのかな?

こんな思いでご覧になられている事と思います。

そんな気になる60代の貯蓄状況ですが実際の所どうなのか?

私が好きな総務省統計局のデータを参考に紹介していきます。

◆60代の平均貯蓄額

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データを読み解くと、平均年齢は65.0歳と60代ど真ん中の世帯となっています。

また、肝心の60代の平均貯蓄額は2,382万円でした。

その内訳を見ていきます。

通貨性預貯金が546万円、定期性預貯金が965万円、生命保険が530万円、有価証券314万円でした。

ポイント

つまり銀行預金だけで1,511万円あるってことですね!

悩

退職金が入ってこの額ですよね?退職金ってどのくらいあるもんなんですか?

退職金の平均支給額は次の通りです。
参照データ:平成 25 年「就労条件総合調査」の結果

■退職金の平均支給額

  • 大卒:2,156万円
  • 高卒:1,965万円

悩

退職金より銀行預金が低いってことは住宅ローンの返済とかに使ったってことですか?

ポイント

するどいね!持ち家率が93%だったからその可能性は十分あると思いますよ!

困

退職金程度しか貯蓄できていない事を考えるとあまり貯蓄できていない世帯が多いようにも見えますね。

困

このデータは平均値だから富裕層に引っ張られてる可能性を考えると、実際はもっと貯蓄が少ない可能性もありますね。

一般家庭のリアルな貯蓄状況は正確には分からないので、この2,400万円程度の貯蓄で生活ができるのか?

その点についてこれから試算をしてみます。

老後の生活費はどのくらい必要?

老後の生活費にいくら必要なのかは、単身なのか夫婦二人で生活するかによって変わりますし、持ち家・借家、生活の質がどの程度なのかなど様々な要因があります。

老後資金に関する様々な本を読んでいると夫婦二人で最低でも20万円、高くても35万円として試算しているものが多い印象です。

一方で老後の収入源として大きなウェイトを占めるのが年金です。

悩

年金っていくらくらいもらえるの?

笑

ちょっと調べてみましょうか!

年金はいくらもらえるのか?

年金は大きく分けて国民年金と厚生年金の2つに分かれます。

個人事業主の方は厚生年金がもらえないなど、その方によって受取金額は大きく異なりますが、平均すると下記の通りです。

◆年金の平均受給額
国民年金:55,000円/月
厚生年金:150,000円/月

上記のデータは厚生労働省の『厚生年金保険・国民年金事業年報(平成28年度)』を参考にしました。

夫婦二人暮らしで、旦那さんがサラリーマン、奥さんが専業主婦と仮定すると、年金受給額は20.5万円/月(※15万+5.5万)となります。(年額246万円)

驚

おぉ!結構年金ってもらえるんですね!

困

でも、こういう統計ってさっきと同じで平均値は富裕層に引っ張られてるから、一般家庭だともう少し少なくなると思うよ。

笑

しかも、年金にも税金が掛かるから実際には年間で数万円程度は少なくなると思うよ。

ニヤ

ねえねえ!早く60代の平均貯蓄額と年金受給額から老後の生活がどうなるか教えてよ!

約2,400万円で老後の生活費は足りるのか?

ここまでの情報をまとめると、老後の生活費は20万~35万、年金受給額は20.5万円(夫婦二人暮らし、旦那さんはサラリーマン、奥さんは専業主婦)、65歳の平均貯蓄額は約2,400万円でした。

老後にかかる生活費を3パターンに分けて、何年までお金が残るかを試算してみます。

◆生活費の金額別の老後生活3パターン
65歳夫婦二人暮らし、税引き後年金手取20.5万/月、貯蓄額2,400万円

【生活費20万円】
生活費よりも年金収入の方が上回るので試算上は何年でも生活可能!

【生活費27.5万円】
2400÷((27.5-20.5)✕12ヶ月)≒28.6年

【生活費35万円】
2400÷((35-20.5)✕12ヶ月)≒13.8年


ポイント

生活費が20万円なら余裕で貯蓄を減らさずにギリギリ生活できそうですね!

困

生活費が27.5万円だったら、65歳から28.6年間は生活できるってことは90歳過ぎまでは安泰だけど、100歳までは厳しそうだね。

困

生活費が35万円だと65歳からじゃ14年程度しか生活できないから人生100年時代を考えるともっと厳しいと思います。

笑

生活費が足りないと思ったら、繰り下げ受給って言って最大70歳まで受給を引き伸ばして、その分多くの年金がもらえる制度があるので、最初は我慢して貯蓄から使っていって、後で年金を多くもらうという手もあります!

今回はの試算はあくまで目安だから人によって大きく異なると思います。

自分の場合を考えるなら、もらえる年金とか住宅ローンなどの負債も加味してみてください。

今日の授業を動画で復習

まとめ

★ココがポイント★

  • 60代平均貯蓄額は約2,400万円
  • 老後の生活費が27万円/月程度なら90歳くらいまで生活できる
  • 統計は参考程度に!

ざっくりとしたどんぶり勘定のような試算でしたが、リタイア世帯の現状と老後に必要な金額は何となく伝わったのではないでしょうか。

統計はあくまで目安程度にして頂き、本当に必要な老後資金は自分が貰える年金や退職金、リタイア時に残っている住宅ローンなどの残債も加味しておくと良いと思います。

あと、若い世代の方は年金受給年齢が遅くなる可能性が高いことも忘れずに!

笑

今回の内容は読み物程度のものでしたが、老後に向けての資産形成はとても大切です!お互い頑張っていきましょうね!