投資信託って損ばかりだ!って友達が言ってたけど本当の所どうなの?
手法やタイミングとかにもよるけど、私はむしろ儲かると思ってるよ!
何か資産運用をしてみたい!投資信託ってどうなのかな?そう思ってネット検索しても、『投資信託で◯◯万円損しました』なんていうサイトを見ると怖くなりますよね。
投資信託は100%儲かる資産運用ではありませんが、始めたからといって100%損するわけではありません。
エリコ先生が言うように、やり方次第で儲かると思いますし、現に私はプラスで運用できています。
今日の投資信託が本当に儲かるかをテーマに授業をします。
- 投資信託は本当に儲かるの?
- 投資信託で損してしまう人の理由
- 投資信託で損をしないために
- 損した場合はどのくらいマイナスになる?
- もし損したらどうすればいい?
これらを順に紹介していきますね!
投資信託は本当に儲かるの?
投資信託って損をした話をよく聞きますが、本当に損ばかりしている金融商品がいまだに販売され続けるのは不自然と思いませんか?
確かに損している方もおられるでしょうが、儲かっている方がおられるのも事実です。
選ぶファンドや買ったタイミングによっては損をすることもあると思いますが、私がブログ内でずっと言ってる「インデックス投資」であれば、平均的にみて儲かっていると断言できます。
その根拠として、次に紹介する表を参照ください。
◆主要インデックスのリターン(2017年8月27日時点)
投資信託の主な運用は株・債券・リート(不動産投資)で行われ、対象地域は日本・先進国・新興国に分類されます。
少し古いですが、それぞれの資産クラスの運用期間毎のリターン(儲け)が上記の表です。
資産クラスや運用期間によっては、マイナスとなっているものもありますが、全体的にプラスリターンになっているのが分かります。
それに、投資信託は1つのファンドに絞って投資するのではなく、複数のファンドに分散投資するのが基本です。
紹介した資産クラス全てに分散投資していれば、期間によって異なりますがリターン平均は5%程度と言えます。
投資信託にはインデックスファンドと呼ばれるタイプのものがあり、それを利用した投資方法です。手堅い運用方法として有名な手法です。詳しくは下記の記事をご参照ください。
⇒投資信託はインデックスファンドで積立てよう!その理由は?
投資信託ってほとんどプラスになるんですね!
じゃあ何で損した人が周りやネット上に多いのかな?
投資信託で損してしまう人の理由
ここまで読んで頂いた方は意外と投資信託って儲かるんだな!って思ってもらえたはずです。
でも、実際は損した人の話をよく耳にします。
その理由は下記の事が考えられます。
- 短期売買をしている
- 分散投資していない
- 毎月分配型にばかり投資している
- パニック売りしている
- 証券(銀行)マンの言いなりになっている
ヤフー知恵袋などで、投資信託でマイナスになっていると書き込んでいる方は大体この条件に該当している方が多いです。
それぞれがなぜ損をしてしまう理由になるのかは、『投資信託で大損したら損失はどのくらい?これから始める方は必見!』の記事をご参照ください。
要するに失敗しないためには少し勉強してインデックスファンドで長期投資すれば良いと私は考えています。
インデックス投資ってどうやるの?
投資信託で損をしないために
投資信託で損するリスクをなるべく回避して、大儲けはできないけど平均的に毎年5%くらいの利益を狙うならインデックス投資が良いと思っています。
インデックス投資の概要を超簡単に紹介すると、こんな感じです。
- 日本・先進国・新興国の株・債券・リートに分散投資する
- 各資産クラスにおいて信託報酬料が最安値のファンドに投資
- 毎月定額積立を継続する
ものすごくシンプルに紹介したらこんな感じです。
詳しいインデックス投資の手法を紹介すると、とーっても長くなるので、『インデックスファンドで積立投資!始め方から売り方の7STEP』の記事を参考にしてみてください。
最初は難しいって思うかもしれないけど、やってみると結構簡単にできますよ!
でもさ、先生が言うインデックス投資ってのをやっても損する事もあるんでしょ?その時はどのくらいマイナスになるのかな?
損した場合はどのくらいマイナスになる?
投資信託の運用手法としてインデックス投資は優れていると私は思っていますが、もちろん100%儲かるわけではありません。
もし、損したらどれくらいの損失がでるのかを紹介します。
このデータは2017年の8月頃に調べたもので、各資産クラスにおいて、95%の確率でどらくらいの儲けや損失がでるかを示しています。
例えば日本株(30年)だと、過去30年間の日本株の値動きから、95%の確率で‐42.5%~41.1%の範囲で運用されるであろうという意味合いです。
損失の所だけを見ると、資産クラスによって大きな開きがありますが、平均して最大で3割ほど資産が減ると言えます。
結構減るんだね・・・。
最大損失は3割程度だけど、さっきも言ったように平均して5%くらいのリターンは期待できますよ!
投資で借金を作った人もいるって聞くけど、投資信託も可能性あるんですか?
投資信託でも借金を作る事はあるか?
投資信託でマイナスになったからと言って、借金をするまでになることはありません!(消費者金融等からお金を借りて運用していたら別ですが。)
株の場合は企業が倒産したらほぼ0円の価値になりますが、投資信託は証券会社やファンドが倒産しても、お金は返ってくるとされています。
それに、何らかの理由で追加徴収されるような事も100%ないので、大丈夫です!
ってことは、元本割れの可能性はあっても投資額以上にお金が必要になる事はなさそうだね!
追加徴収は無いって事ですけど、損失が出たらどう対処したら良いんですか?
もし損したらどうすればいい?
損した場合と言っても、『評価損益がマイナス』、『マイナスで利益確定した』場合の2通りがあります。
評価損益がマイナスの場合は、【焦らない・慌てない】が大原則です。
これまでに、損した人の理由を紹介しましたが、パニック売りはもったいないです!
一時的に大きく下げる時は必ず来ます。2018年も1月末頃と10月末頃に大きな下げのタイミングがありました。
それぞれの月の頭くらいから投資信託を始めた方は、いきなりマイナスリターンになって慌てたケースも多いと思います。
ですが、しばらく待つとある程度戻ってきます。そういうもんなんです。(実際そうでしょ?)
マイナスで利益確定した場合は、確定申告を利用して3年間の繰越控除をするのがおすすめです。
通常は利益に対して約2割の税金が掛かります。ですが、上図のように1年目で-100万円となった場合、2年目~4年目までの100万円分(黄色の部分)までの利益が帳消しされます。
つまり、2年目は60万円の利益が出ているので、本来なら2割程度の税金が掛かり、12万円ほど徴収されますが、その分が浮くことになります。
3年目や4年目に関しても同様にグラフの黄色の部分の利益には税金が掛かりません。
とにかくパニック売りをしない!もし売っちゃったら確定申告で3年間の繰越控除をしましょう!
今日の授業を動画で復習
まとめ
- インデックス投資をすれば平均して5%程度のプラスリターン
- 短期売買やパニック売りなどが損をしてしまう理由
- 損失が出た場合は最大で3割程度減る
私自身がインデックス投資が好きで、良いことをツラツラと紹介しましたが100%プラスになるわけじゃないことを強調しておきます。
ただ、100%マイナスになるわけでもないので、ネットの書き込み等を鵜呑みにしないでください。
今もこれからも必要となるお金を資産運用で増やすのは大切な事だと思います。
口コミに振り回されず、勉強して自分で真偽を見極めることが大切です!