悩

NISAの非課税枠を超えて運用する場合って、同じ証券会社で投資すれば良いのかな?それとも変えた方が良いの?

こんにちは!お金の学校のキリコです。

つみたてNISAやNISAで40万円、120万円の非課税枠内で投資しても、もう少し運用額を増やしたくなることってありますよね?

私の場合は、年間で200万円くらい投資しているので、NISAでは足りずに特定口座(源泉徴収あり)も活用しています。

このように特定口座でも運用する場合、NISAと同じ証券会社にすべきか?それとも同じにすべきか悩むケースもあると思いますので、そうした場合のメリット・デメリットについて紹介していきます。

ポイント

結論としては使いたいサービスや投資したいファンドがあるなら違う証券会社、そうでなければ同じ証券会社にするというのが良いと思います!

You Tubeでも紹介していますので、通勤中や寝る前など聞き流したい方は動画をご視聴下さい。

証券会社を同じにするメリット・デメリット

どこの証券会社で株や投資信託を購入しても、売買タイミングが同じであれば、あっちでやっておけば良かった。こっちでやっておけば良かった。というような金融機関毎の差はありません。

なので、使い慣れたNISAと同じ証券会社を利用して、特定口座で株や投資信託を運用しても問題はないです。

あえて、同じ証券会社を利用することのメリット・デメリットを挙げると次の通りです。

同じ証券会社にするメリット
  1. リバランスがしやすい
  2. ポイント制度を有効に使える
同じ証券会社にするデメリット
  1. 選べるファンドが限られる
  2. 特定の取引が出来ない可能性がある

これらのメリット・デメリットをもう少し深堀りして見ていきますね!

メリット①:リバランスがしやすい


アセットアロケーションを決めて長期間投資信託を継続すると、上図のようにバランスが崩れてきて、ファンドを売って買い直したり、ファンドの積立金額を変更して資産配分をもとに戻すリバランスが必要になってきます。

基本的にどこの証券会社であっても、自分が保有しているファンドの一覧が見れると思いますが、複数の証券会社を利用して、A証券では日本株、B証券では先進国株というように、証券会社を使い分けていると、何にいくら投資したかを知る場合、各証券会社の口座を確認しないといけないので面倒です。

私の場合は5%以上の資産配分がズレたらリバランスを行うようにしていますが、証券会社が同じであれば1つの口座で全ての保有資産を確認できるのでリバランスを決定する時に便利です。

メリット②:ポイント制度を有効に使える


株や投資信託を購入する場合、証券会社によっては現金相当のポイント還元制度があります。

特に投資信託に関しては、保有時にもポイントが付与され、それは保有金額によって左右されますので、複数の証券会社に資金を分けるよりも、1つの証券会社に絞った方がポイント還元を効率よく受ける事が可能です。

各証券会社の詳しいポイント還元制度については過去の記事を参照下さい。

ここまではメリットを紹介していきましたが、次からはデメリットを紹介していきます。

デメリット①:選べるファンドが限られる

国内企業の株はどこの証券会社でも基本的に買うことができますが、投資信託に関しては違います。

投資信託は5000本以上あるとされていますが、その取扱い数は金融機関によって様々です。

A証券で投資できるファンドは、B証券では投資できないという事もあります。

例えば、信託報酬料が0%で話題となった野村スリーゼロ先進国株式投信は野村證券のつみたてNISAでしか購入できませんし、多くのインデックス投資家が好んでいるeMAXIS Slimシリーズは楽天証券のidecoでは投資できません。

このように、証券会社を変更すると投資したいファンドの取り扱いがない可能性があります。

デメリット②:特定の取引が出来ない可能性がある

金融機関を変えることで、これまでに利用してきた取引ができない可能性があります。

最たる例として、銀行と証券では大きな違いが出てきます。

銀行でも証券会社でも投資信託はできますが、株は証券会社でしかできません。

証券会社であっても、株の夜間取引、FX、コモディティ(金など)など利用できるサービスが異なります。

違う金融機関に口座開設することで、今まで利用できなかった取引ができるようになればメリットになりますが、逆の場合だとデメリットになります。

まとめ

★ココがポイント★

  • 基本的に証券会社は同じで良い
  • メリットは資産管理が楽でポイント還元制度上有利になりやすい
  • デメリットはこれまでに取引してきたサービスやファンドが選べない可能性がある

ポイント還元制度、取引サービス、投資できるファンドの種類に関しては、楽天証券もしくはSBI証券が充実しています。

これらの証券会社を利用している場合は、無理に違う金融機関に変更する必要はないかと思います。

逆に他の証券会社や特に銀行でNISAをしている方は、楽天証券やSBI証券にすることで、できる選択肢の幅が増えるので使い勝手が良くなると思います。

笑

自分が利用したいサービスで証券会社を使い分けるのが良いというのが私の考えです。ちなみに私は20近くの証券会社で口座を保有しています(笑)