先生!先生!!大変です!
投資信託の評価損益がマイナスになっちゃいました!!
アイコちゃん、慌てないで!
落ち着いてどうすれば良いか、一緒に考えましょうね!
投資信託でマイナスの評価損益になると、買うファンドやタイミングを間違ったかと思ってしまいます。
実際にそうかもしれませんが、あわてないで今日の授業を聞いて対処していきましょう!
今日の授業は評価損益がマイナスになった時の対応についてです。
- 評価損益がマイナスになった時の対応について
- マイナスで売る時の注意点
まずは、評価損益がマイナスになった時の対応から見ていきましょう!
評価損益がマイナスになった時の対応
評価損益がマイナスになると、少し焦りますが、よーく考えてみてください。
当ブログで推奨している投資信託の買い方は長期を見すえた積立て投資です。
以前の記事で紹介した、『投資信託の選び方は?長期保有する場合のポイント!』を見て投資信託の基本を復習しましょう!
その基本をもう1度おさらいします。
- 長期(主に老後)を見すえて、目標金額と積立て年数を設定する。
- 現在の余裕資金と、毎月積立て可能な額を設定する。
- 1、2を考慮して、必要な利回り(リターン)を設定する。
- 様々な資産クラスのインデックスファンドに分散投資する。
- ドルコスト平均法で毎月積立てる。
このように、『いつまでに』、『いくら欲しいか』の目標設定をすることから投資信託を始めることを強く推奨しています。
漠然と増やしたい!、余ってるお金があるから何となく投資信託やってみたい!、そんな目標なき投資は投機(ギャンブル)と大差ないと思っています。
増やしたい気持ちだけが先走って、手数料やリスクが高いファンドを買っていては逆に損する可能性もでてきます。
まずは、投資信託の基本に沿って積立投資していれば、評価損益がマイナスになっても慌てる必要はありません。
下記のイラストのように世界経済は波打ちながら毎年2%程度の上昇をしています。
長期を見すえて株や債券を日本・先進国・新興国と様々な資産クラスに分散投資していればきっと目標に近づけることができるはずです。
投資信託の基本が実践できていなかったり、評価損益がマイナスの時に何らかの理由で売ることを考えている方に売り時について紹介します。
投資信託の基本を実践し直したくて売る場合
まずは、何が実践できていなかったのかを考えていきましょう。
その上で、現在投資しているファンドを見て、不必要であれば直ちに売却しましょう!
ベストな買い時が分からないのと同じで、ベストな売り時も誰にも分かりません。長期を見据えた時に、昨日・今日の基準価額は大した問題ではないです。
ベストな売り時(買い時)というのは、予想は立てられても結果は誰にも分かりません。インデックスファンドの長期投資であればそうしたタイミングは特に気にする必要はないのですが、どうしても気になる方は下記の記事を参考にしてみてください。
⇒投資信託の買い時や売り時はいつ?失敗しないタイミングを紹介!
評価損益がマイナスの時に何らかの理由で売る場合
投資信託の基本が実践できていて急な入用でお金が必要な時は、売るタイミングなんか待っていられないと思うので必要な額だけ今から売却しましょう!
先程もお伝えしましたが、売却のベストタイミングなんて誰にも分かりませんので気にせず売って良いと思います。
全部売るのではなく、必要な額だけ売ることがコツです。
売った後は長期計画を見直してまたイチから始めましょうね!
評価損益がマイナスの時に売った場合の注意点
評価損益がマイナスの時に売却した場合でも泣いてばかりではダメです。
確定申告をしましょう!
投資信託を解約したり分配金が出て利益がでた場合、通常は約20%の税金が引かれますが、確定申告をしていれば翌年からの3年間は繰越控除され利益と損失が相殺されます。
これを損益通算と言います。
このように、翌年からの3年間でプラスになった場合は節税できるので確定申告を忘れずに!
一般口座や特定口座(源泉徴収なし)といった確定申告が必要な口座だけでなく、特定口座(源泉徴収あり)の取引で通常は確定申告が不要な方でも、確定申告をしておきましょう!
今日の授業を動画で復習
まとめ
- 評価損益がマイナスになっても慌てない。
- 投資信託の基本を押さえているならマイナスになってもじっと待つ!
- 評価損益がマイナスで売る時は確定申告を忘れずに!
長期で投資信託を持っていれば、評価損益がマイナスになることは必ずあります。
マイナスになっていると不安になって売りたくなる気持ちはとても分かります。
でも、なんで自分は投資信託を始めたのかを思いだしてください。
きっと、長期の目標があってそのためにコツコツと積立ててきたんだと思います。
今は苦しい時かもしれませんが、慌てずじっと待ちましょう!