ネットで投資信託について調べてると儲からない!って人が結構いるんですけど、実際の所どうなんですか?
絶対儲かる!とは言えないですけど、儲けやすい投資手法だと思いますけどね・・・
投資信託は儲からないというブログをよく散見します。
投資と言う以上、儲かっている人もいれば、そうでない人もいます。
儲からないと言う人は過去に損した経験などの何かしらの根拠があってのことだと思います。
今日の授業は少し過激に『投資信託は儲からない』っていう理由をぶった切っていくよ!
- 投資信託が儲からないと言う人の理由
- そもそも投資信託はやるべきか?
- どうすれば投資信託で儲けられるのか?
- もっと儲かる投資は?
それでは、投資信託は儲からないという理由から紹介していきます。
投資信託が儲からないと言う理由
まずは、投資信託が儲からないとか、やめたほうがいいと言う人の理由をネットから拾い上げていきます。
- コストが高い
- 金融のプロはほとんどやっていない
- 実際に損失がでているから
- 株の方が儲かる
- 商品が複雑だから
それでは、投資信託が儲からないという理由を1つずつぶった切っていきます!
①コストが高い
投資信託におけるコストは3つあります。
- 購入手数料
- 維持手数料(信託報酬料)
- 売却手数料(信託財産留保額)
これらが投資信託にかかるコストですが、株の場合でも購入手数料・売却手数料は発生します。
FXにおいては、買値と売値の差額(スプレッド)が手数料として取られているので、売買手数料と同じ意味合いです。
他の金融商品(MMF、eワラントなど)も同様に売買手数料は発生します。
他の金融商品になくて、投資信託にのみかかる余計なコストは維持手数料(信託報酬料)です。
これは確かに余計なコストです。
この信託報酬料は、ファンドマネージャーや従業員の給料、株式等の売買手数料、その他諸々の経費として使用されています。
株式に投資するファンドがあったとして、それが1銘柄しか投資されていないのであれば自分でやった方が信託報酬料がかからないので良いと思います。
ですが、実際に何百、何千という銘柄に分散投資をしています。
個人の投資家が、何千という銘柄を保有するのは難しいですよね?(1銘柄10万円だっとしても1億円以上かかります)
そうした、現実的には実現しづらい投資手法をやってくれるのが投資信託であり、そこにメリットを感じられれば信託報酬料は仕方のない経費として割り切れます。
あと、投資信託にはノーロードと言って購入手数料が無料のファンドも沢山あります。
それに売却手数料である信託財産留保額をとっているファンドは少ないので、実際には売買手数料が無料となるケースは多いです。
なぜ、私は投資信託を推すのかは、儲かるイメージができていて、実際に成果もでているからです。詳しくは下記をご参照下さい。(ただし、投資において100%儲かる保証はないので、自己責任でお願いします。)
⇒投資信託が儲かる仕組みって?詳しく解説していくよ!
②金融のプロはほとんどやっていない
一部のサイトでは金融のプロはほとんどやっていないと紹介されています。
何をもってプロと言うかは難しいですが、私の知人で銀行や証券で務めている方でも投資信託を保有している人はいます。
本当に金融のプロ(=投資のプロ)がいて、どの株が上がるのかを見抜ける力があるのなら、その銘柄だけを買えば良いです。
FXにしても、為替レートがどのように変化するのかを見抜ける力があるなら、儲かりそうな通貨ペアを買えば良いです。
そんな先を見抜ける力があるなら、①で紹介したように、維持手数料(信託報酬料)が無駄なコストになります。
でも、私を含めて自分にそんな力はありますか??
株を安く買って高く売れば儲かるのは小学生でも分かりますが、それができないから株で損している人は沢山いるんです。
自分に未来の値動きを予測できる先眼力が乏しいからこそ投資信託が良いんです!
特に当ブログ内で何度も紹介しているインデックスファンドでの長期投資であれば、大儲けはないですがリスクを抑えつつソコソコのリターンが期待できます。
世界経済は年間2%ほどの成長を続けています。インデックスファンドによる分散投資をすることで、その成長に沿った投資ができるのでリスクを抑えながら資産運用ができます。詳しくは下記の記事を参考してみて下さい。
⇒投資信託はインデックスファンドで積立てよう!その理由は?
③実際に損失がでているから
他の投資と同様に、投資信託も100%儲かる保証はありません。
私自身、過去に売却したファンドで損失があったものもあります。
投資信託において、損を出しやすい人の共通点に下記のことがあると思っています。
- 短期売買をしている
- 分散投資をしていない
- 毎月分配型の分配金に目がくらんでいる
- パニック売りしている
- 証券マンの言いなりになっている
毎月分配型のファンドで、毎月お小遣いが貰える事に目がくらんでトータルで損をした知人もいます。
リーマンショック前に銀行員に薦められたファンドを買って、大損をした人もいます。
繰り返しますが、インデックスファンドによる長期間の分散投資を行えばリスクはかなり低減します。
また、インデックスファンドであれば、少し勉強すれば自分の力でファンドの良し悪しを見抜く力がつきます。
損失を出している人の背景をよく知った上で、その人の話を信じるかどうかを検討してはいかがでしょうか。
インデックス投資に関して、その始め方から売り方まで詳しく紹介しています。私自身も実践しており、大儲けはしていませんが成果はでています。興味がある方は参考してみて下さい。
⇒インデックスファンドで積立投資!始め方から売り方の7STEP
④株の方が儲かる
②でも触れましたが、株の銘柄を選定する力がある方は、投資信託よりも儲かると思います。
投資信託は性質上、1つの銘柄に絞らず複数に分けて投資します。
その中には、儲かる銘柄もあれば損してしまうものもありますし、信託報酬料という余計なコストまでかかってきます。
そうした観点で言えば、儲かる株の先眼力があるなら投資信託よりも儲かるという方の理由はよくわかります。
自分に儲かる株を見抜く力があるのであれば株をすべきだと思います。
株だけでなく、為替レートの未来が読めるのであればFXの方が儲かると思います。
②と同じ結論になりますが、未来を予測できる力があるのなら投資信託はしなくても良いと思います。
⑤商品が複雑だから
投資信託は基本的には、株、債券、リート(不動産)のどれかに投資するものです。
その対象地域が、日本だけでなく、先進国や新興国だったりします。
図で示すと次の9通りになります。
これだけ見ると、比較的単純ではありますが、仕組みがややこしいファンドがたくさんあります。
投資信託の商品説明は『運用方針』を見るとよくわかります。
例えば、楽天証券で2017年10月24日時点で買付ランキング1位のファンドの運用方針は次の通りです。
グローバルリートトリプルプレミアムファンド(毎月分配型)
主に「CS グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド」を通じ、米国リートETF、米国外リートETFへ投資。加えてリートETFにかかるコールオプションの売却で、オプション・プレミアムの獲得を目指す。また、ミレニアム・グローバル社の投資助言により、毎月、金利が高い1通貨を選定、通貨のコールオプションの売却によるプレミアム収入と、米ドル売り、当通貨買いの為替予約による金利差の獲得を目指す。
どこまで理解できましたか?
どういう風に利益を出すファンドなのかを簡単にまとめると、
- アメリカやそれ以外の国のリートETFに投資する
- ETFをオプション取引をする
- 投資金を高金利通貨に替える
- ドルと高金利通貨の為替差益を狙う
このような取引をするファンドです、具体的にこれらにどういった意味があるかと言うと、
- 海外の値上がりしそうな株(ETF)を買って、その売却益で儲ける
- ETFをオプション取引という手法で売買するので、大きな損失は出しにくくする
- 高金利通貨で保有するので、高い利息がもらえて利益がでる
- 交換した高金利通貨との為替差益でも儲ける
すんごい分かりにくいですよね。私も詳しくはよく分かりません。
ものすごく頭の良い方が工夫をこらして運用方針を立てているんでしょうけど、理解しづらい所が多々あります。
その点、インデックスファンドは極めてシンプルです。
楽天証券のインデックスファンドの中で買付ランキングが1位のファンドの運用方針は次の通りです。
ニッセイ日経225インデックスファンド
「ニッセイ日経225インデックス マザーファンド」を通じて、日経平均株価に採用されている銘柄の中から、200銘柄以上に等株数投資を行い、日経平均株価(225種・東証)の動きに連動する成果を目標とした運用を行う。
先ほどのファンドに比べてシンプルですよね。
どんなファンドをかを簡単にまとめると
- 日経平均が参照している企業の株に投資する
- 日経平均と同じような値動きを目指す
ようするに日経平均株価と同じ値動きを目指すファンドってことです。
日経平均株価が上がれば、このファンドも同じだけ上昇し、下がるときも同様です。
全ての投資信託が複雑怪奇な運用を行っているのではなく、このようなシンプルな運用方針を持ったファンドもたくさんあります。
特に複雑なものほど、③で挙げた毎月分配型のファンドだったり、証券マンの営業評価が高くなるものだったりします。
逆にシンプルなファンドはインデックスファンドであることが多いです。
仕組みが複雑なファンド=毎月分配型、証券マンが売りたいファンドの可能性が高いので③で紹介したように儲かりにくいと言えます。
投資信託をするなら、運用方針がシンプルなものが良いですよ!
そもそも投資信託はやるべきか?
ここまでで、投資信託はやめた方が良いという理由を紹介していきました。
やめた方が良いという一方で、私のようにやった方が良いという人もいます。
なぜ、そのような意見の違いが出てくるのかは、
金持ち父さん貧乏父さんの著者のローバートキヨサキ氏がシリーズ内の本の中で触れていた『コンテンツ』と『コンテクスト』で説明がつきます。
お金を増やす方法は投資信託だけではなく、株やFXでも可能ですし、不動産投資やビジネスを起こす方法もあります。
そうしたお金を儲ける手法の1つ1つがコンテンツです。
また、コンテクストとはそれらコンテンツの受け皿を指します。
そもそも投資自体は怖い、危険だ!という人は、お金の儲け方に対してのコンテクスト(受け皿)が小さいです。
そうした方は限られたコンテンツしか自分のコンテクストに入れることができないので、銀行預金の利息など儲ける手法は限られてきます。
コンテツがとコンテクストを図解するとこんなイメージです。
お金を儲ける手法(コンテンツ)として、自分が今は何を知っているのか?
そのコンテンツを受け入れられるコンテクストを持っているのか?もしくは、広げられるのか?
自分が持っているコンテンツとコンテクストによって、投資信託はやるべきかどうかは変わると思っています。
数ある資産運用の中で、投資信託が自分に一番だと思う人は肯定的な意見を持ってるでしょうし、やるべきだと思います。
一方で、投資信託なんて危険で怖いと思う人は自分のコンテクストに合ってないので、やらない方が良いと思います。(コンテクストを広げる気があるなら別ですが・・。)
逆に、投資信託よりももっと良い運用方法を知っている!もっと大きな投資を自分はしたい!という大きなコンテクストを持っている人は否定的でしょうし、やらなくて良いと思います。
あくまで、投資信託は資産運用の手法の1つです。
自分が知っている手法の中で最善と思うものが投資信託であればやるべきだと思います。
どうすれば投資信託で儲けられるか?
ここまでで、投資信託は儲からない人の理由や、そもそもやるべきかどうかをお伝えしてきました。
この時点で、やってみようと思う方は私の投資スタイルを参考してみて下さい。
その前に、そもそも投資信託には向いている人はどういう人なのかと言うと、、、
- 自分のライフプランがある人
- 毎月コツコツと貯め続けられる人
- 長期投資を考えている人
- 初心を忘れず保有し続けられる人
- 短期間で大儲けしようとしない人
そもそも投資信託は一発逆転を狙って大儲けするための金融商品ではないと考えています。
上記のように、『ライフプランを立てて目標金額と期間を設定して、毎月少しずつコツコツと積立ができる人』が向いていると思っています。
闇雲にお金を増やしたい!、とにかく銀行預金以外の何かで運用したい!こうした無目的な運用をしたい方が失敗しているように思えます。
当ブログ内で何度も言っている、『いつまでに』、『いくら欲しい』これが決まっていて、コツコツと積立ができる人は投資信託をするべきと考えています。
これらを踏まえた上で、私はインデックスファンドに投資する手法(インデックス投資)を行っています。
インデックス投資は、日経225やNYダウなどの指標に沿った運用を目指すインデックスファンドに投資する手法です。
限定された株(成長株、割安株、バイオ関連、ロボット関連の株など)に投資せずに、世界中の企業の株に満遍なく投資するイメージです。
これをすることで、平均的に4~6%の利益が出ると言われています。
なぜインデックス投資がよいのか?そもそも具体的にはどうやってファンドを選んで投資していくのか?こうした悩みをお持ちの方は下記の記事もご参照下さい。
⇒投資信託はインデックスファンドで積立てよう!その理由は?
⇒インデックスファンドで積立投資!始め方から売り方の7STEP
投資信託も良さそうだけど、他にはどんな投資があるの?もっと儲かるやつってないの?
もっと儲かる投資は?
『一般人は知らないけど、もっと儲かる投資があるんじゃないか?』、『金持ちしか知らない何か美味しい儲け話があるんじゃないか?』そんな風に思ったことありませんか?
私はいつも思ってます(^o^;)
本当にあるかもしれないし、ないかもしれない・・・。それは分かりません。
先日読んだジェームス・スキナー氏が書いた『寝ながら稼ぐ121の方法』という本があるのですが、こちらで121種類もの不労所得が紹介されています。
その中には投資信託も含まれています。
本文の半ばで紹介した、『コンテンツ』と『コンテクスト』のコンテンツを増やせる本だと思います。(読めば読むほどコンテクストも広がっていきます。)
自分に合った投資方法が見つかるかもしれませんよ!
Amazon:寝ながら稼ぐ121の方法
今日の授業を動画で復習
まとめ
- 投信が儲からないという人の背景によって理由は異なる
- 投信が自分の中で最良の手法だと思えたらやるべき
- 投信はライフプランを立てて積立できる人に向いている
- 投資手法が固まらないのならコンテンツとコンテクストを広げる
投資信託が儲かるかどうかは、その人の背景によって異なります。
ライフプランを立ててコツコツと積立ができずに大損をした人もいると思います。
また、投資信託よりも、もっと儲かる手法を実践している方もいると思います。
儲からないと考える理由はそれぞれですが、実際に成果を出している人がいるのも事実です。
投資信託と言っても、私がやっているインデックス投資、アクティブファンドへの投資、毎月分配型の投資など様々です。
色々な投資方法、投資スタイルを勉強して自分に合ったものを選んではいかがでしょうか。
日々勉強させてもらっています。
分配型の投資信託の好例は、ご存知ないでしょうか?
エイタクさん
この度は当ブログにご訪問頂きありがとうございます。
分配型の好例とのことで、毎月分配型のことを前提にお話します。毎月分配型の投資信託は個人的には良く思ってないのですが、デメリットばかりでもないと思っています。
①毎月分配型にすることで毎月お金を受け取れることの優越感や安心感がある
②最大のメリットはリーマンショックなどの経済への大きなマイナスの影響があった場合の被害が少ない
①に関しては特に、年金以外に収入がない年金生活者の方などには定期的にお金がもらえることは精神的に良いと思います。現役世代のサラリーマンでも、投資信託で毎月の小遣いが別に貰えていることの優越感(人によって感じ方は違いますが・・・。)があろうかと思います。
②に関してですが、全く同じものに投資する2つのファンドがあったとして、Aファンドは分配なし、Bファンドは毎月分配型とします。
バブル崩壊、◯◯ショックなどの経済へのマイナスの影響があるまでは、Aファンドの方が複利運用で資産は大きくなりますが、これらのマイナス要素があったときは、大きく資産が減ります。
一方で、Bファンドは複利運用の効果は薄いですが、毎月分配金を受け取っていることで、バブル崩壊などのマイナス要素があってもAファンドほど資産の減りは少なくなります。(ただし、分配金を再投資していた場合はAファンドとほぼ同じ結果になります。)
特に、投資していたファンドを解約したいタイミングでバブル崩壊、◯◯ショックが起きた場合はBファンドの方が被害は少なく、トータルリターンがプラスになると思います。
経済の予測は難しいというか、無理に等しいかもしれませんがバブル崩壊や◯◯ショックの時期がある程度分かっていて、その頃にファンドを解約する予定であれば分配型の方がメリットがあると思います。
別の見方をすれば、確実に◯年後に解約すると決まっているファンドがあるならば、そのタイミングでバブル崩壊、◯◯ショックが起きる可能性を考えると、分配金を再投資せずに安全資産(現金保有、国債など)に投資していた方が◯年後の最終的な資産は分配型の方が良い可能性もあります。
こんな感じで回答になってるでしょうか。
分かりにくかったり、気になることがあったら私で良ければまたご連絡くださいね(^^)