NISAで投資するなら株と投資信託ってどっちがおすすめですか?
私個人としては投資信託の方がおすすめかな!
NISA口座を作って投資を始めたいと思ったものの、株と投資信託どちらが良いのか悩みますよね。
それぞれにメリット・デメリットがあります。
ストレートな言い方をすると、NISAで株か投資信託のどちらにしようかと悩んでいる時点で投資に関しては経験が浅い方だと思います。
そういう方であれば、エリコ先生が言うように投資信託の方がおすすめです。
なぜ、初心者には投資信託がおすすめなのかも踏まえながらNISAでどちらに投資すべきかを紹介していきます。
今日の授業はNISAで投資するなら株か投資信託どちらが良いか?がテーマです。
- NISAは株と投資信託のどちらをすべきか?
- NISAで株・投資信託をするメリット・デメリット
- 投資信託を選ぶならどのファンドがおすすめか?
- 投資信託をするならつみたてNISAという選択肢も?!
まずは、それぞれの特徴をまとめながら、なぜ初心者は投資信託が良いかを紹介していくよ!
NISAは株と投資信託どちらですべきか?
株と投資信託のどちらが良いかは、大きく値上がりすると思う株があるかどうかだと思います。
NISAの最大のメリットは運用益が非課税になることです!
そのことを考えると、一般的に投資信託と比べて株の方がハイリスク・ハイリターンのため、儲かりそうな株があるなら株の方がNISAの非課税の恩恵を大きく受け取ることができると思います。
儲かりそうな株が分からないのであれば、投資信託の方が平均的にローリスク・ローリターンのため無難です。
つまり簡単にどういう方に、株か投資信託が良いのかをまとめると、、、
初心者だから無難に投資したい!という方 ⇒ 投資信託がオススメ
このように考えられます。
ここからは、もう少し踏み込んで、NISAで株と投資信託をする場合の違いをまとめてみます。
NISAで株・投資信託をするメリット・デメリット
株 | 投資信託 | |
---|---|---|
リターン | ◯ 非課税の恩恵が大 元本の2倍以上の利益が期待できることもあり、非課税の恩恵は大きい。 |
☓ 大きく儲からない どんなに大きくリターンが得られても+50%程度なので非課税の恩恵は株ほど期待できない。 |
リスク | ☓ 大きく元本割れするかも 最悪の場合は元本がほぼ0円になることもある。NISAは他の口座と損益通算できないので、損失が出た場合は泣き寝入るしかない。 |
◯ 株よりもリスク小 元本割れしても-30%程度で済む場合が多い。損益通算できないのは株と同じだが損失が出た場合は少なく済む可能性が高い。 |
手数料 | ◯ 手数料無料になることも NISAだと証券会社によっては売買手数料が無料になる所があります。 |
☓ ファンドによる NISAだから手数料が無料になるファンドはない。(元々無料のファンドはあります。) |
投資対象 | ☓ 狭い 120万円の限度枠内では買える企業に限りがあるため、複数買いたい場合でも数本が限度。 |
◯ 広い 証券会社によっては100円から買えるので、複数のファンドを保有できる。 |
非課税枠 | ☓ 使い切りづらい 株で120万円ちょうど買うのは難しい。 |
◯ 使い切れる ピッタリ限度枠の120万円分を買うのは容易。 |
NISAで株と投資信託をするのって、色んな違いがあるんですね!
そうだね!各項目の意味をもう少し掘り下げて紹介するね!
大きいほどNISA制度の最大の恩恵である運用益が非課税になるメリットを受けられる。
●リスク
NISA口座は他の口座と損益通算できないので、損失が出た場合は他の口座のプラス分と相殺できない点が一般口座や特定口座と大きな違い。(確定申告で損失を軽減できない。)
●手数料
NISAだと株は売買手数料が無料になる証券会社も多い。投資信託は元々無料のファンドも多いが、NISAだから無料になるというようなお得感はない。
●投資対象
NISAは120万円の投資限度額があるため、リスク分散のために複数の株を持つことは困難。
●非課税枠
株だと120万円を使い切るのは難しく枠が余ってもったいない。
このように、損失を出さずに大きく儲かる自信がある株があるなら株を選ぶと良いですが、そうでなければリスクが低く、120万円の限度額をピッタリ使い切れる投資信託の方が無難です。
ねぇ先生!ドカーンと上がる株教えてよ!全力で買うからさ!!
それが分かってるなら、みんなNISAで株やってるわよ!
そうだね!先生も分からないから投資信託やってます。でも、ファンドならおすすめは紹介できますよ!
投資信託を選ぶなら何がおすすめか?
ここまで読んでくれて、NISAで株ではなく、投資信託を選ぼうとしている方は、リスクを抑えて着実に資産を増やしていきたい方だと思います。
そんな方におすすめのファンドは『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本株)』です。
コレ1本で世界中の株を幅広く買うことができ、分散投資効果が高く、投資信託において不動産や債権よりも高いリターンが期待できます。
また、このようなファンドは他にもいくつかありますが、運用手数料が最もやすい事もおすすめできる理由です。
この他にもおすすめの理由はいくつかありますが、紹介するととても長くなるので、『20代におすすめのファンドはたったの1本だけ!』を参照ください。
20代とありますが、それ以上の年代の方にもおすすめできます。(内容を見てもらえれば納得頂けると思います。)
真剣に投資信託を選ぶのであれば、目標とする利回りを決めて、現時点で最良のファンドを探すのがベストです。
投資信託を選ぶ前の準備から具体的な選び方までを下記の記事で紹介しています。投資信託のことを深く勉強したいという方におすすめです。
⇒インデックスファンドで積立投資!始め方から売り方の7STEP
投資信託を選ぶならつみたてNISAという選択肢も!
『NISAで投資信託をしよう!』そう思った方は、つみたてNISAを選択するという方法もあります。
NISAとつみたてNISAの違いはざっとこんな感じです。
- 年間投資上限額が120万円から40万円に減額
- 運用期間が5年から20年に伸びる(そのため、投資上限総額が600万円から800万円にアップ)
- 投資対象は投資信託のみとなり、株は対象外
- 投資信託は金融庁が決めたリスクが低いファンドからしか選べない
早い話が、NISAよりもつみたてNISAの方がより安全で長期投資向けの口座になっています。
年間に120万円も捻出する余裕がなかったり、5年以上継続して投資したい方はつみたてNISAの方が制度としてはオトクです。(私はつみたてNISAでやってます。)
ただし、つみたてNISAは投資先が限られているので、人によってはお気に入りのファンドに投資できないかもしれません。
前の章で紹介した、『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本株)』はつみたてNISAでも投資可能です。
以前の記事で、つみたてNISAで買えるファンドの利回りを一覧にして紹介しています。どんなファンドがあるかを知りたい方は参考にしてみてください。
⇒つみたてNISAの利回り平均は?どのくらい儲かるか調べてみたよ
まとめ
- 儲かる自信がある株があるなら株をNISAで!
- 安定した資産運用をしたいなら投資信託!
- 投資信託でファンドに迷ったらeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本株)
- 株をしないならつみたてNISAもあり
NISAで株か投資信託のどっちをやるかは、ネット上でも意見が分かれる所です。
たしかに、NISAの非課税メリットを最大に活かすのは株だと思います。
一方で投資信託の方が株よりも平均的にローリスクであるので、安定志向派には良いと思います。
NISAで株や投資信託をやる時のメリット・デメリットを良く知ってから自分の投資スタイルに合ったものを選ぶと良いですよ!