株価が暴落したら株は買い時だ!って聞くけど、投資信託も買い時なのかな?
ファンドにもよるけど、株と同様に株価が安い時に買った方がお得ではありますよ!
NISAやつみたてNISAなどが始まり株や投資信託に興味を持たれた方も多いと思います。
株はイメージしやすいですが投資信託って何となくしかイメージは湧かないですよね。
投資信託の仕組みが分かれば、投資信託においても株に投資するファンドであれば株価が安い時に買って高い時に売れば大きな利益が得られるという理屈が分かるかと思います。
今日の授業は投資信託と株価の連動性についてです。
- 株価が低い時に投資信託を買った方がお得なの?
- 株価に連動するファンドに投資するなら個別で株を買った方がよい?
それでは早速本題から見ていきましょう!
株価が低い時に投資信託を買った方がお得なの?
投資信託の目論見書に各ファンドの投資テーマ(戦略)が書いてあり、そこの内容に株に投資するファンドであれば基準価額は基本的に株価に連動します。
『TOPIXに連動する』とか、『日経平均を上回る運用を目指す』と言った内容があれば国内の株価に影響を受けるファンドです。
ですが、一言で株に投資するファンド言っても2019年2月7日時点で1,800以上のファンドがあり、次のような様々な種類があります。
地域:先進国、新興国、全世界、日本、米国など
対象株:小型、中小型、成長、割安、好配当など
テーマ:環境関連、東京開発関連、ロボット、ITなど
いろいろな地域や対象、テーマがあるんですね!
そうなんだ!だから一概に株価が安い時に買うと言っても、ファンドによっては運用成績は異なると思います。
ざっくりと分けると、国や地域全体の株を買うファンド(主にインデックスファンド)と、特定の条件を満たしたファンド(主にアクティブファンド)に分けることができます。
両ファンドには様々な特徴の違いがあります。これらも知った上でファンドを選ぶと良いと思います。詳しくは下記をご参照ください。
⇒パッシブ運用・アクティブ運用を比較!どっちがおすすめなの?
2種類のファンドで値動きはどう違うの?
テーマや地域での値動きの違いについて
ここまでで紹介したように、株に投資するファンドと言っても非常に沢山の種類があります。
本題の『株価が下がると投資信託は買い時か?』ということですが、どこの地域のどんなテーマの株価が安いかにもよります。
分かりやすく言うと、アメリカの株が下がっているからと言って、日本の株を買っても割安とは限りませんよね?
これと同じで、地域やテーマによって割安感があるものとそうでないものがあります。
じゃあニュースとか雑誌で株価が安い今が仕込みのチャンス!みたいなのはどんなファンドを買えば良いの?
内容にもよるけど、そういったのは日経平均とかTOPIXといった日本株全体の指標を指してることが多いからそれに連動するファンドが良いんじゃないかな?
つまり、どの指標の株価が安いのか?どの地域が安いのか?と言った情報が必要で、その指標をターゲットにしたファンドであれば安く買うことができると言えます。
ん?待てよ!結局株価に連動するファンドを買うなら個別で株を買えば良いんじゃない?
さすがアオイくんらしい儲けたい思考がフルパワーな発想ですね。
株価に連動するファンドに投資するなら個別で株を買った方がよい?
株と投資信託の一番の違いはリスク分散にあると思います。
更に、投資信託の中でも取り扱いの範囲が広いファンドほどリスク分散になると言えます。
このように世界経済が好調でも、その対象の地域、テーマ、個別企業によって株価の変動は異なります。
つまり個別株よりも取り扱い範囲の広い投資信託を買ったが方がリスクは小さくなるってことですね!
うんうん、そうだね!株はハイリスク・ハイリターン、投資信託はミドルリスク・ミドルリターンってことだね!
下記の記事で両者の違いついて紹介しています。どっちを始めようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。(個人的には投資信託の方が好きです。その理由も書いています。)
⇒投資信託と株の違いを紹介!始めるならどっち?
今日の授業を動画で復習
まとめ
- 株価と株に投資する投資信託は連動性がある。
- 連動性があると言っても扱っているテーマや投資地域によって異なる。
- 個別株の購入はハイリスク・ハイリターン
『投資信託の買い時や売り時はいつ?失敗しないタイミングを紹介!』で紹介したように、そもそもインデックス積立投資であれば株価が安い・高いをあまり気にせず運用できます。
投資信託は株にはない信託報酬料がコストですが、複数の銘柄に一括で低予算で買えることを考えるとリスク分散手数料とも言えるかもしれません。
株の運用がうまい方は投資信託なんて馬鹿らしいと思うかもしれませんが、私も含め多くの方が運用には不慣れだと思います。
自分が許容できるリスクも踏まえた上で株か投資信託かを選択することをおすすめします。
株価との連動性を見てファンドを選ぶのであれば対象としている指標に注目しましょう!